【ワイズメディア11月号から】志望校を決める

 中学校に直接お届けしている高校進学情報紙「(ys media)」(発行:読売エージェンシー)の最新号の注目記事を、「中学生向け」コーナーに掲載しています。

 「ワイズメディア」は、原則として2、4、8月を除く各月上旬の発行で、東京・埼玉・神奈川・千葉の公立中学校の2、3年生に学校を通じて配布しています(※発行月・回数は版により異なります)。より親しみやすく、わかりやすく「最新の入試傾向や入試制度を理解してもらう」、学校選びに欠かせない「個々の学校自身を知ってもらう」を編集の2本柱とし、生徒と保護者の高校合格への第一歩のお手伝いをするタブロイド新聞です。

今月のテーマ「志望校を決める」


「急がば回れ」の学校選び
入試の先の高校生活をイメージして決める


入試には準備(受験勉強)が必要なので、志望校決定は早い方が有利です。
しかし、入学後3年間の学校生活の選択と考えれば、慎重さも求められます。
今号では、学校選びの時期や、その方法について考えてみます。


しっかり調べ、じっくり考える
 まだ志望校が決まっていない皆さん、そろそろ決める時期です。少し急ぎましょう。ただ、最終決定はもう少し先でも構いません。せめて2校か3校ぐらいまでは絞っておきましょう。焦って決めて、入学してから後悔するようでは困りますから、一方では、しっかり調べ、じっくり考えることも大切です。


早く決めることのメリット
 志望校を早く決めることのメリットは、対策のための十分な時間が確保できることです。私立の入試問題は学校ごとに異なりますから、その傾向に合わせた勉強を早くから進めたほうが有利でしょう。公立でも、東京都立のいくつかの学校は、学校独自の自校作成問題で入試を行いますし、埼玉県公立でも一部の学校は、数学・英語の2教科は難易度のやや高い別問題で入試を行います。神奈川県公立でも一部の学校は、内容がそれぞれ異なる特色検査を実施します。このように、公立と言っても全て同一問題ではないのが現在の入試ですから、傾向に合わせた勉強を早めに始めたほうがいいでしょう。


「下げる」決断は今ではない
 志望校のレベルをワンランク下げるのは簡単なことですが、上げるには努力が要ります。もし皆さんの中に、現在の成績を基準にして、「上げようか、下げようか」と迷っている人がいたら、「下げる」を選ばないようにしてください。下げれば一時的に安心を得られるかもしれませんが、またすぐに不安になり、さらにワンランク下げるという結果にもなりかねません。成績の伸び悩みは辛いことですが、ここが踏ん張りどころです。下げる決断は、最後の最後にしましょう。


入学後3年間の生活を選ぶ
 自分に合った学校を選びましょう。それが一番大事なことです。自分に合った学校という意味は、一つには成績(学力)もありますが、部活や行事、その他の学校生活、先生や生徒の様子、通学の便など、たくさんの要素があります。「自分の成績に合っている」というのは、入学試験だけを考えれば、それでいいでしょうが、学校を選ぶということは、本来は入学後3年間の生活を選ぶということなのです。入試という関門がある以上、「自分の成績に合っている」かどうかは重要ではありますが、それだけで選ぶことのないようにしましょう。


自分の感覚を大事にする
 先輩たちにその学校を選んだ理由を聞くと、「雰囲気が良かったから」とか「何となく感じが良かったから」という答えが返ってくることがあります。そこでさらに、実際に入ってみてどうだったかをたずねると、「その通りだった。選んで正解だった」という答えが返ってくることが多いのです。もちろん、そうした先輩たちが、何も調べず感覚だけで選んだとは思えませんが、最後の決め手は感覚というのは、案外間違っていないのではないでしょうか。


行ったから見える学校の本当の姿
 パンフレットやホームページ、あるいは他人の評判などで、だいたいのことは分かりますが、実際に学校に行ったからこそ見える真実というものがあります。休日に学校訪問すればほぼ半日がつぶれてしまい、少しもったいない気もしますが、前述したように、入学後3年間の生活を選ぶわけですから、その時間を惜しむべきではありません。

 

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(2018年11月 1日 13:15)
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