日本生命「将来について考えよう」羽衣学園高

ワークシートの質問について生徒と話す友定さん(中央)

 大阪府高石市の羽衣学園高等学校で2016年1月20日、高校1年生102人を対象に、読売新聞教育ネットワークがコーディネートした出前授業が行われた。出前授業を行ったのは、参加企業の日本生命と読売新聞の2社。

 

 日本生命の授業は、同社人材開発室の友定希美・業務主任が講師を務めた。まず、高校生に身近な自転車を例に挙げて、保険の仕組みを説明したり、生命保険の役割について話したりした。

 

 その後、「大人になること」「結婚と子ども」、「親になったときの責任」の3つについて、友定さんが問いかけ、生徒たちは1分間考え、手元のワークシートに記入。その後2分間、周りの人と話し合った。生徒は、「大人」とは「自分の収入で生活している」などの考えを披露し、友定さんも正社員と非正社員の年代ごとの収入の変化をグラフで示しながら、働き方について解説した。

 

 また、「結婚と子ども」については、生徒から「22歳から26歳くらいで結婚」「子供は3人」といった意見が出され、他の生徒との考えの違いなどに話が盛り上がっていた。友定さんは、国公立と私立のそれぞれの学校に通った場合の教育費用や、結婚・出産・住宅購入などのライフイベントにかかるお金の例を示し、「計画的な支出と貯蓄が重要。責任を果たしてくれている保護者にもぜひ感謝してほしい」と話した。

 

 最後に、人生には「上り坂」「下り坂」「まさか」の三つの坂があり、経済的備えについて保険と預貯金の仕組みを説明した。また、平均寿命が延びて、高齢化が進む社会の現状を踏まえ、老後の備えの大切さを強調。友定さんは「夢や理想を叶えるためにも、皆さんのような若い方や女性が積極的に社会参画することが重要です。ぜひ一緒に頑張りましょう」と締めくくった。

 

 授業を受けた阪上沢香(つやか)さんは「少子高齢化ということは知っていたが、何をしたらいいかわからなかった。きちんと働いて、社会で活躍できる大人になりたい」と話していた

 


日本生命の教育プログラム

>>日本生命「将来について考えよう」(中、高向き)

(2016年2月 1日 09:28)
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