大丸松坂屋百貨店 大学生と連携「途上国へ給食を」

社会貢献活動に取り組む学生と松坂屋上野店のみなさん。レシピカードを持っているのが永田さん

 指定のヘルシー・メニューを注文すると1食の代金から20円がアフリカ・アジアの途上国の学校給食に寄付されるTABLE FOR TWO(テーブル・フォー・ツー=TFT)。この取り組みに参加する大丸松坂屋百貨店の各地の店舗で10月14日、学生団体と連携した「秋のTFTフェア」が始まった。

 

 TFTは東京都のNPO法人「TFT International」が始めた日本発の社会貢献活動で、飢餓に苦しむ途上国と、過食に悩む先進国の不均衡を少しでも解消しようというのが狙い。大丸松坂屋百貨店では、国連が制定した「世界食料デー」(10月16日)に合わせ、2013年からこの取り組みに参加している。今回は全国9店舗で92のレストラン・喫茶と、13店舗の従業員食堂でTFTメニューを導入、これまで15万食分の給食を途上国にプレゼントしてきた。活動を推進する学生団体「TFT大学連合」とのコラボレーションも深めている。

 

 今回、松坂屋上野店(東京都台東区)のテーマとなったのは、日本の食文化の一つで栄養が豊富でヘルシーな「乾物」。大丸松坂屋百貨店と大学連合の学生6人が考えた。干しシイタケや貝柱などを使用したヘルシー・メニューを店内レストランと喫茶で提供している。

 

 「つながる、つたえる、ヘルシーの"わ"」というフェアのキャッチ・コピーを学生が提案。また、「おうちでカンタン乾物レシピ」を考案し、レシピカードにして店内で配布もしている。 

 

 学生の代表、上智大学2年の永田菜弥子さん(20)は「自分たちで考えたメニューをレシピカードで形にするのは、大きな目標だった。活動も多くの人に知ってもらいたい」。6人をサポートした大丸松坂屋百貨店CSR担当の岡田康夫さんは「学生らと連携して社会への貢献を続けたい」と話している。

 秋のTFTフェアは11月30日まで。

 

(2015年10月16日 16:30)
TOP