ファーストペンギンの話も・・・NECネッツエスアイ×世田谷区立中町小

画像を見せながら南極の様子を話す菅原さん(左奥)

 南極観測隊の経験者が多いNECネッツエスアイは2月15日、世田谷区立中町小学校で「南極のことをもっと知ろう」とのテーマで同校5年生61人を対象に出前授業を行った。講師は、第38次と第48次の観測隊員だった同社の菅原仁さん。同社は携帯電話の通信用アンテナ設置工事など企業向けICTから社会インフラに至るシステム構築やサポートサービスを行っており、菅原さんは南極で多目的衛星データ受信システムの保守や運用業務に携わった。


 授業はクイズ形式で始まり、南極にいる動物や南極大陸の地図はどれか、観測隊は何に乗って南極に行くのかなどを児童に質問しながら進められた。さらに観測船しらせがどうやって氷の海を進むか、観測隊員が生活する昭和基地の場所や設備やいかに寒いかなどについてスライドや動画を使ってわかりやすく説明。歓声が上がったのはペンギンの生態についての動画。子どものペンギンを守る親の姿や海から次々に陸地にジャンプして現れる姿に目を見張っていた。菅原さんは、海にえさを捕りに行く際に最初に1匹が飛び込むと次々に飛び込んでいく動画を見せながら「最初に飛び込んだのはファーストペンギンと言われてますね。海にはペンギンを狙っている動物もいるので、最初に飛び込んだペンギンのおかげで皆安心してえさを捕りにいけるんです」と説明した。


 児童たちは、実際に南極の氷を体験した。南極の氷は雪が積もって固まるのを繰り返してできているため、空気の粒を多く含んでいる。このため、溶ける時に炭酸飲料のようにプツプツとはじける音がする。児童らは、プラスチックのカップに入れた南極の氷のかけらを順番に耳にあてて音を聞いていた。
 最後の質問コーナーではたくさん手が挙がり、「第1次隊の人は設備はどうしたんですか」「南極で重い病気になってしまったらどうしますか」など様々な疑問が出ていた。
 授業に参加した児童の一人は「南極について色々知ることが出来たのと隊員が何をやっているかもわかり、勉強になった」と話した。

(2016年2月22日 11:00)
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