【動画】「新聞づくりと記事を書くコツ」府中第六中(東京)

 府中市立府中第六中学校(東京都)で2018年12月14日、記者による出前授業が行われた。講師は、読売新聞教育ネットワーク事務局の岩本洋二・専門委員。同校では生徒たちが校外学習の成果を学校新聞にまとめる予定で、記事の書き方や見出しの重要性などについて、クイズに答える形で楽しみながら学んでいた。

 岩本専門委員が記事作成で最も強調したのが、いちばん伝えたいことを文章の冒頭に書くということ。学校の授業では小説などを例に「起承転結で書く」と教えられるが、岩本専門委員は「記事の場合はまず結論を書く」と伝えた。最後まで読まないと結論がわからず、読者が困るからだという。

 見出し(タイトル)の機能と重要性も指摘した。文字だけがぎっしり詰まった、加工した紙面を見せた岩本専門委員は「何が何だかわからないでしょう」と生徒たちに問いかけた。その上で、見出しと写真を加えた紙面を見せると、一目瞭然。生徒たちからは「オリンピックの記事だ」などと、驚きの喚声があがった。

 生徒たちは、最近夢中になっていることを文章にしたり、記事につける見出しを考えたりするなど、真剣に新聞作りに挑戦していた。

 

■動画でわかる!読売出前授業

 新聞記者が学校で文章の書き方や専門の時事問題を解説する「出前授業」。読売新聞社には、出前の注文が全国各地の数多くの学校から寄せられています。授業はどんな感じで進められているのか。その味わいをご存じではない方向けに、岩本専門委員の授業の一端を動画(2分)にまとめました。