ぬまっち先生コラム69 ぬまっちを語ろう ~元教育実習生座談会(4)

下校時には必ず靴箱の前でひとりひとりハイタッチ(2016年10月、世田谷小で)

 


第69回 【コラム特別編】ぬまっちを語ろう ~元教育実習生座談会(4)


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■出席者(いずれも仮名)

春川先生 公立小で小学校5年生の担任。教員3年目

夏原先生 公立小で小学校1年生の担任。教員1年目

秋山先生 公立小で2年生(特別支援学級)を担任。教員1年目

冬木先生 公立小で1年生を担任。教員2年目

司会:石田汗太(読売新聞教育ネットワーク事務局)

 

♦キャラは無理でも、考え方は真似できる

――次期学習指導要領では、先生たちの「創意工夫」を生かした授業がますます期待されています。沼田晶弘先生の教えをどう生かしていけるでしょうか。

 

春川 若い先生にとっては、創意工夫と言っても、どこまで自由にできるのかって考えてしまうから、ベテランの先生方の指導がますます重要になってくると思います。沼田先生の世代はこれから中核を担う世代なので、これからも私たち若手のいい相談相手になってほしいな。

 

夏原 みんなが沼田先生みたいになれるわけじゃないけれど、「ボクはこんなに自由にやった。だから使えそうなワザがあったら、君たちもやってみたら?」と言って、見守ってくれたらうれしい。

 

冬木 「ボクと同じことをするな」と沼田先生はよく言いますよね。私のクラスでダンシング掃除をそのままやってもうまくいかない。それよりはアナザーゴール(>>第12回~第15回「アナザーゴール」)の考え方とか、常識よりもまず「本当にそれが子どもにとって必要なことか?」と根本から考えるスタンスを見習いたいと思います。

 

夏原 アナザーゴールは本当にすごいと思っていて、子どもに「これを勉強すると力になるからやってみて」と言ってもなかなか動かない。こっちが面白いと思っても、子どもが面白いと思わないことってよくあるから。でも、「気づいたら勉強しちゃってた」「知らないうちにゴールに着いちゃった」というのが沼田先生の方法で、そのやり方、仕組みを毎回考え出す発想はすごい。私のキャラでは真似できないところもあるけれど、その考え方はどんな現場でも生かせることだと思います。

 

壁新聞は6チームがそれぞれ毎日作ってます。まさにクラスの歴史そのもの!

春川 沼田先生にも失敗はあったはず。でも試行錯誤しながら、年々やり方を改良しているんですよね。

 

♣ぬまっちが脱帽する先生になりたい!

秋山 僕も自己紹介の時に「つまんな!」って言われたんですよ。つまんないものはつまんない。まず自分が面白いと思い、子どもも面白くないと食いついてこないよっていうのが一貫してますね。沼田先生のような「教育の本質をとらえる力」は自分にないけれど、そんな視点を持てたらいろいろ変わっていけるんだろうなって思う。どんなに時代や社会が変わっても柔軟に対応できるんじゃないかな。

 

春川 私は沼田先生の直接の実習生ではないんですが、沼田先生の教えにすごく影響を受けていると思っているだけに、逆に「染まってたまるか!」というところはある。沼田先生のやり方はすごいとは思うけれど、常に「本当にそう?」と疑う精神は持っていたい。自分はフォロワーになりたくないし、違うタイプだと思うから。沼田先生が脱帽するくらいの先生になりたいな(笑)。

 

冬木 誰よりも、沼田先生がそれを望んでいるんですよね(笑)。

 

司会より

 【コラム特別編】の元実習生座談会、いかがでしたでしょうか。若い先生たちが抱える悩み、アクティブ・ラーニングへの不安と期待、みなさんの小学校教育への情熱が伝わってきたと思います。公立校ではみんな一律、平等という傾向が強く、ユニークなぬまっち流をそのまま取り入れるのは難しいかもしれませんが、4人の先生はぬまっち先生の考え方のエッセンスを自分なりにアレンジして、様々に努力されているようです。将来、この中からぬまっちを超える先生が登場するかも! この座談会が全国の現場で頑張っている先生たちの参考になればと願っています。

 


第70回 さらにぬまっちに聞け!(1) を読む>>

 

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   読売新聞東京本社 教育ネットワーク事務局 ぬまっち先生係

(2017年2月27日 10:00)
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