就活ON!〈11.学生コラム〉あふれる荷物、もう配れない

ポストに投函されていた「不在連絡票」

vol.11 〈学生コラム〉


あふれる荷物、もう配れない


題材記事:3月8日朝刊二面「ヤマト宅配値上げへ」、社説「ヤマト宅配便 日本流サービスは限界に近い」、経済面「ヤマト苦渋 人手限界 荷物最多でも営業減益」


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 3月8日の読売新聞朝刊(東京本社版)の二面と社説、経済面に、ヤマト運輸や日本郵便など宅配便大手が料金の値上げを検討しているという記事が掲載されました。背景には、インターネット通販の拡大で取扱量が急増し、人手不足のドライバーの疲弊があるようです。

 

 ヤマト運輸に限らず、多くの宅配業者が提供している便利な配達サービスは「時間帯指定」です。私は「この時間なら確実に荷物を受け取れる」と考え、配達時間を指定したにもかかわらず、その時間に帰宅できなかったり、外出してしまったりして荷物を受け取れなかった経験があります。しかし、これまで罪悪感を覚えることはなかったです。「再配達してもらえばいいや」くらいにしか考えておらず、荷物を届けてくれる配達員の苦労に心を痛めることはありませんでした。実際、受取人不在による再配達が増えていて、昼食をきちんと取れないドライバーもいるそうです。ヤマト運輸ではドライバーの負担を減らすため、時間帯指定を見直します。この記事を読み、私は宅配サービスに対するこれまでの自分の態度を反省しました。

 

 私自身、手軽さからインターネット通販をよく利用しますが、その際「送料無料」や「即日配達」といったサービスを活用することが多いです。これらのサービスは非常に便利ですが、ドライバーの負担が重くなっていることは明らかです。しかしこれらのサービスを無くすことは難しいでしょう。この問題を考える中で、駅で荷物の受け取りができる「宅配受取ロッカー」というサービスを知りました。駅に設置された専用のロッカーにドライバーが荷物を入れ、利用者は都合の良い時にその荷物を受け取れるというものです。でもこういったロッカーが設置されている駅はまだ数少ないので、全国的に普及していってほしいと思います。そこでもっと身近なものとして、コンビニで荷物を受け取れるサービスがあります。私は帰宅途中コンビニに寄ることが多いので、今後はこのサービスをうまく利用し、ドライバーの負担軽減に繋げていきたいです。

(早稲田大3年 渚)


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(2017年4月 4日 04:00)
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