就活ON!〈12.学生コラム〉被災地旅して復興支援

お母さんが実家から送ってくれた防災袋

vol.12 〈学生コラム〉


被災地旅して復興支援


題材記事:3月8日朝刊三面社説「被災地の産業 風評被害越えて販路拡げたい」


<<vol.11

 

 東日本大震災から6年がたった。震災が起きた2011年、私はまだ中学生で地元の福岡に住んでいた。友達の家で遊んでいた時に、テレビのニュースで大きな建物が津波で流されている様子を見て、いつもの地震と規模が違うぞ、と思った。でも、福岡では震災を体感することはなかった。大学進学と同時に上京した私は、昨年の熊本地震も肌で感じることはなかった。熊本の大学に進学した友達がスマホに送って来た「大丈夫。(怖くて)震え止まらんけど」というメッセージに、何と返せば良いかわからず「気をつけてね」と返信するだけだった。

 

 3月8日の読売新聞朝刊には「被災地の産業 風評被害越えて販路拡げたい」との社説があった。被災地の産業は壊滅的な打撃からは脱したものの、本格的な復興は道半ばであるらしい。売上高が震災前の水準に戻った企業数は全体の45%にとどまり、基幹産業である水産加工業は3割に満たないという。

 

 震災から6年を迎えた日、大学で知り合った福島出身の友達がツイッターで、「応援したいなって人は、被災地のものを食べにおいで、観光においで」とつぶやいていた。震災を体験したことがない私は、これまで、大がかりなボランティアに参加しなければ復興支援はできないと思っていた。でも、地元の宿を利用したり、仮設商店街で特産品を味わったり、それらをSNSに投稿してみんなに知ってもらったりすることが、経済的な貢献になることを知った。

 

 私は旅行が好きだ。観光スポットを多く回るより、公園のベンチにでも座ってその土地の建物や人々の時間の過ごし方を眺めながら、現地の食べ物を味わうのが楽しみだ。社説によると、東北は、温泉や史跡などの観光資源が豊富ではあるが、海外からの認知度が低く、観光業の成長も課題になっているらしい。次の旅行先が決まった。東北だ。まずは復興商店街に行って、海鮮丼を食べるところから復興支援を始めたい。

(法政大3年 花恵)


>>vol.13

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(2017年4月14日 10:00)
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