就活ON!Vol.10〈記者コラム〉適職診断

就活時代にネット診断で出てきた自己分析の結果

vol.10〈記者コラム〉


適職診断


<<vol.9

 

 「旺盛な反骨精神を求められるものは全く不向き」

 

 正月に実家の宮城に帰省したとき、就活当時のファイルを見つけた。3センチほどの厚さの資料をめくっていると、自己分析のメモが出てきた。ネットで質問に答えるだけの簡単なものだったが、スタートラインに立つ前に記者失格の烙印を押されたような気分になったのを思い出した。

 

 記者になりたいと思ったのは、五輪開催を1年後に控える北京に行ったのがきっかけだ。片側5車線で、高層ビルが林立する都心。一方、車で1時間半ほど離れた郊外は道路すら整備されていない。土壁の家が並び、食べるものにも困窮していた。開発が進む都心の報道ばかりが目立っていたので、貧富の差に衝撃を受けた。こういった問題に寄り添えたら。

 

 それから10年近くたつ。政治家、経営者、警察官など、さまざまな人に出会い、世の中に埋もれた問題を少しは取り上げられただろうか。仕事に向き不向きはあるが、まずはやりたいことをやってみてよかった。

 

 そんなことに思いをはせていると、自己分析には気になる文章が続いていた。「自由な発想やユーモアに乏しい」...。道理でこのコラムもまとまらないわけだ。本当に記者をやっていていいのだろうか。自己分析は客観的な見方も大切に。

 (就活ON!担当 佐藤寛之)


>>vol.11

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(2017年3月24日 17:00)
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