和歌山県大会は近大新宮高・中村さんが制す

 「全国高校ビブリオバトル2016」の和歌山県大会(県教委主催、県立図書館主管)の決勝が12月11日、和歌山市の県立図書館で開かれ、近大新宮高2年・中村輝保さん(17)が優勝した。中村さんは2017年1月8日に東京のよみうり大手町ホールで行われる全国大会(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)に出場する。


 決勝には、地域予選を勝ち抜いた8人が出場。1人5分以内で、お気に入りの1冊の魅力を熱く語った。全員の発表が終わった後、観客ら約180人が「話を聞き、最も読みたい気持ちになった」本に投票した。


 中村さんは、川口俊和さんの短編集「コーヒーが冷めないうちに」を取り上げた。過去や未来にタイムスリップする話だが、「結局自分の生き方を変えるには、コーヒーが冷めるまでのわずかな時間にでも後悔と向き合うしかないとわかった」と訴えた。


 読みたい本は、読書好きの母の本棚から探すという中村さんは「これからは自分の本棚をつくり、愛読書で埋め尽くしたい」と笑顔を見せた。


 一方、この日は「中高生読書まつり」と銘打って、中学生が競う決勝もあり、「ジュニア空想科学読本2」を紹介したかつらぎ町立笠田1年・柳沢建臣君(13)が優勝した。柳沢君は2017年3月下旬に青山学院大である東京大会に出場する。

(2016年12月14日 17:04)
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