「いい学部」を見分ける「習得教科」 ~「大学の実力2016」から(2)

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Q(受験生パンダ):一覧表に「習得しておいてほしい教科」という項目があるけれど、これは何? 入試に出る教科ということ?

 

A(大学レンジャー):いいところに気づいたね。「いい学部」を見分ける項目のひとつなんだ。その学部に入学する前に、きちんと勉強しておいてほしい教科という意味だよ。授業についていけなくなるわけだけれど、残念ながら入試教科とは一致していないんだ。

 

Q:どうして?

 

:最近は受験生を集めるために、嫌がられる教科・科目を外す傾向が強いからだよ。入試教科は「受験生へのメッセージボード」といわれ、その学部での学びとつながっているべきだけれど。受験勉強が、入学後の学びに直結していたら合理的なのにね。

 

Q:そうか!「習得しておいてほしい教科」と入試教科が一致しているのは「いい学部」と言えるということだね。

 

:さえてるね。「習得しておいてほしい教科」に挙げた教科を、入試から外している学部は要注意だと思うよ。例えば、「経済学部」では数学が必要だね。にも関わらず、入試から外している学部とかね。英語の力を見ない「工学部」も怖いなあ。英語の論文を読んだり書いたりする機会がとても多いからね。学生の学びよりも、受験生集めの方が大事、と思っているかもしれないね。

 

Q:ところで、どんな教科が必要なの。

 

:調査では、国語、地理歴史、公民、数学、理科、保健体育、芸術、外国語など16の選択肢を設けたんだ。その結果、上位3位は「国語」「数学」「外国語」だったんだよ。理系だから「国語」や「外国語」は要らない、文系だから「数学」は要らない、ではなかったんだ。

 

Q:やっぱり「国・数・外国語」は基本かあ......。 

 

>>「大学の実力2016」(中央公論新社)はこちらから

 

(2015年12月22日 11:07)
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