【SDGs@スクール】「難民救う」方法探る

 

 SDGsに、わたしたちはどんな貢献ができるのか──。中高校生たちが2019年5月につくった団体「Sustainable Game(サステナブル・ゲーム)」がいま、多方面の大人たちを巻き込んで啓発活動を展開している。SDGsというと難しそうだが、ゲーム感覚で理解を深めていけば、興味のない中高生も参加してくれるはずと考えたことがきっかけとなった。

 

 呼びかけたのは、都内の高校に今春進学した山口由人さん。活動の柱は、街をフィールドワークし、見つけた課題と解決法を発表する「課題発見DAY」というイベントだ。SDGsが掲げる17の目標から、毎回違ったテーマを選ぶ。イベント会場は毎回、企業やNPOと交渉し、無償で借りている。

 

 20年2月には、SDGsの目標10が解決を促す「難民問題」をテーマに都内のNPO事務所で開催した。首都圏を中心に長崎県や長野県などから計36人が参加した。会場周辺の街で外国人などを取材した参加者たちは、その解決法を独自の視点で考え出し、発表した。

■取材記者の「眼」

 だれに言われるまでもなく、自ら考え、行動する中高生たち。ネットを駆使し、発信力も大人顔負けだ。日本も案外捨てたものではない。彼らを見ていると、しみじみそう思う。若者の心にSDGsのタネはまかれ、着実に芽を出し始めているようだ。(祐)


(2020年5月 6日 09:00)
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