全国高校ビブリオバトル、岩手大会は森脇凜さんV

お薦めの本を紹介する森脇さん(25日、盛岡市で)

 高校生がお薦めの本を紹介し、聴衆の投票で最も読みたい一冊を決める「全国高校ビブリオバトル岩手県大会」(岩手県教育委員会主催、県高等学校文化連盟、県高等学校教育研究会、県立大、活字文化推進会議など後援)が10月25日、盛岡市の岩手県立図書館で行われた。盛岡一高2年の森脇凜さん(17)が優勝し、「最初は緊張したけど、次第にリラックスして楽しめた」と振り返った。

 

知念実希人著「閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書」語る

 大会は6校の計8人が参加し、1人5分、本の魅力を語る。投票の結果、森脇さんが紹介した「閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書」(知念実希人著、双葉社)が最多票となった。

 

 この本は、猟奇殺人犯の精神鑑定を行った医師の記録を描いたドキュメンタリー風のホラー作品。森脇さんは閲覧厳禁というタイトルを引き合いに、「危険だから見るなと言いながら、本は読まれることを前提に書かれている」と指摘した。こうした「小さな違和感」が作品にちりばめられていると力説し、最後は「すべてを疑いながら読んでみて」と訴えた。

 

 森脇さんは来年2月7日に東京都港区の「TAKANAWA GATEWAY CITY」で開かれる「第13回全国高校ビブリオバトル」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管、JR東日本特別協力)に出場する。「全国でも他県の出場者の発表を楽しみながら挑みたい」と話した。

 

 岩手県大会では盛岡北高1年の菅原暖馬さん(16)が2位、大船渡東高2年の杉山智史さん(16)が3位となった。

(2026年10月28日 10:45)
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