全国中学ビブリオバトル、地方大会スタート...沖縄大会は澤紙更采さんV
全国中学ビブリオバトルの地方大会が今年度の幕を開けた。先陣を切って10月1日、沖縄県中学校ビブリオバトル2026(県学校図書館協議会主催、沖縄市教育委員会共催、県教育委員会など後援)が沖縄市立図書館で行われ、澤紙更采(たくし・さらさ)さん(沖縄市立宮里中3年)の紹介したミステリー小説「僕は君を殺せない」(長谷川夕著、集英社)がチャンプ本になった。澤紙さんは県代表として、来年3月28日に開かれる全国大会に出場する。
ミステリー「僕は君を殺せない」(長谷川夕著)を紹介
沖縄県大会は今回が2度目の開催。県内各地から24人が出場し、4グループに分かれた予選で、それぞれ最も票を集めた4人が決勝に進んだ。
チャンプ本に輝いた澤紙さんは、殺人事件に巻き込まれた「おれ」と、人の死に淡々としている「僕」の話が交互に続く1冊の魅力を聴衆に訴えかけた。「ラストがとても切なくて。殺人事件からこの切なさにたどり着くのか――と思う」。質疑応答では「答えは一つじゃない。(おれと僕の)組み合わせも、それぞれ。そこに注意すると、とても楽しく読める」と言葉に力を込めた。
宮里中からは2年連続となる県大会突破を果たした澤紙さん。「すごく緊張した。まだまだ実感がないけど、全国大会では言いたいことをしっかり伝えたい」と、元気よく抱負を語った。
今回の県大会には、初めて離島の生徒も出場した。伊是名(いぜな)島の村立伊是名中からの2人はいずれも決勝に駒を進め、前川結海(まえかわ・ゆう)さん(2年)がホラー小説「ヨモツイクサ」(知念実希人著、双葉社)を紹介して準チャンプ本に選ばれた。
沖縄県中学校ビブリオバトル2026の出場者たち
12月までに18府県大会と2広域大会
第10回全国中学ビブリオバトルの予選を兼ねた府県大会は、2026年12月までに計18大会が行われる。ほか、東京と京都では広域大会が開かれる。



