埼玉県の上尾市立上尾中学校で10月、読売新聞の写真出前授業が行われた。1年生ら約250人に、写真記者でもある読売新聞東京本社教育ネットワーク事務局の多田貫司専任次長が、表現方法などを伝授した。
26日は多田記者が、新聞紙面で写真が担う役割やSNS上の写真との向き合い方を講義した。写真のない新聞紙面では読者に伝える力が弱くなることを説明。そのうえで、人物を撮影する時のマナーとして「許可を得ることが必要」と指摘した。SNSなどインターネットメディアとの向き合い方にも触れ、「写真だけが独り歩きする危険性があり、写真説明は重要」「不特定多数の人が見られるサイトなどに写真をアップする時には特に気をつけよう」と呼びかけた。
出席した女子生徒は「許可をもらうことを気にしていなかった。人を不快にさせないように写真を撮りたい」と話していた。

新聞を読みながら、多田記者の講義に耳を傾ける生徒たち(26日、上尾中学校で)
続いて27~30日は、生徒たちが一眼レフカメラを実際に使って、多田記者から撮影方法やコツを学ぶ実習が行われた。
生徒たちは3人1組に分かれ、それぞれカメラを手に取った。人物を撮影する時は事前に許可を得るマナーを再確認し、同じ被写体でも撮る角度や目線の高低によって写真の印象が大きく変わることを学んだ。その後は「学校の私のお気に入り」をテーマに、校内の花壇などを回り盛んにシャッターを切っていた。
初めて一眼レフカメラを触った生徒は「シャッターを軽く押してピントを合わせるのが難しかった」と話した。