読売ワークシート通信

先生の活用例

先生方がワークシートをどのように活用されているのか、実践例をご紹介します。ユニークな実践、学習の成果など、どしどしお寄せください。

直伝!ワークシート活用術

「読売ワークシート通信を日々の授業でどう使ったらいいの?」そんな疑問に監修者がズバリお答えします。2014年6月28日、「新聞ワークシートの効果と活用法」をテーマに読売新聞東京本社で開かれた交流会「NIE土曜サロン」の模様です。

自分の考え言えるように

大阪市立九条東小学校 永田 麻衣先生
大阪市立九条東小学校 永田 麻衣先生

 大阪市立九条東小学校(御栗一智校長)では2019年度から、読売新聞ワークシート通信を活用しています。4年を担任する寺尾典子先生(昨年度は1年担任)と、6年を担任する永田麻衣先生(昨年度は2年担任)の二人に昨年度と今年度のワークシートの活用方法などを聞きました。



 御栗校長に読み取りの力を付けるのに役立つのではと勧められ、シートを見るとカラー写真が載っていて、分かりやすいと思ったため、昨年度から使い始めました。低学年用は文字も少なく、一度読み上げて、一緒に解いていくスタイルでした。シートで取り上げられているニュースは、児童が知らない内容が多く、社会で起きていることを生活に結びつけて考えるのに役立ちました。



 今年度担任をしている6年生の社会の資料集にSDGsがあり、授業と関連づけて使えるかなと思いました。昼の勉強タイム「東っ子タイム」(15分)に取り組んでいます。記事の内容が難しかったり、ふり仮名がなく読むのが難しかったりする場合は、私が読み上げ、語句の意味を説明しています。最初は読めない漢字があるとあきらめてしまう子も多かったのですが、続けていくうちに慣れて読めるようになる子も出てきました。毎週、校長が一枚ずつ印刷したワークシートを回覧しており、この中から選び、印刷。内容が面白そうなものは、低学年や中学年向けのシートでも使います。その場合は、読み上げなしで、自力で解きます。



 昨年度は毎週1回取り組みましたが、今年は新型コロナ感染症のため、空いた時間にまとめてしています。ワークシートには児童が知らないことが多く載っており、SDGsの17の項目で考えたことがないことを知るきっかけになっています。捕鯨のシートの時は盛り上がり、賛成か反対かを聞くと、きちんと理由も考えて説明しており、少しずつ自分の考えを言えるようになっています。ワークシートを続けていくことで、考えることのなかった話題や言い回しに触れたことは児童の中に蓄積されていき、目に見えなくても成長につながっていると思います。

ワークシートの内容を説明する永田先生

(2021年1月15日)

SDGsに興味津々

大阪市立九条東小学校 寺尾 典子先生
大阪市立九条東小学校 寺尾 典子先生

 大阪市立九条東小学校(御栗一智校長)では2019年度から、読売新聞ワークシート通信を活用しています。4年を担任する寺尾典子先生(昨年度は1年担任)と、6年を担任する永田麻衣先生(昨年度は2年担任)の二人に昨年度と今年度のワークシートの活用方法などを聞きました。



  テストで書きたいことがあっても書けないままに提出するなど、自分の考えを書き出したり、読み取ったりすることが苦手な児童がおり、課題となっていました。ワークシートの設問を順番に解くことを続ければ、考えを書く力も身に付くのではと考え、1年生のうちから取り組もうと思いました。1年生はひらがなを学んだ一昨年6月ごろから、週に1回、昼の勉強タイム「東っ子タイム」(15分)で取り組みました。まず自分一人でシートを読み、その後読み上げてから、問題を解くという流れでやりました。3学期になると、配られた直後から自分たちで解くようになりました。読めない漢字もありますが、写真や前後の文章から内容を類推し、写真が目立つシートや、食べ物に関するものなどは楽しんでやっていました。ススキのシートでは、写真を見て「触ってみたい」などと話していました。



 今年度担任する4年生は、あらかじめ解く時間を決めて、自分たちで取り組んでいます。「調べて書きましょう」といった時間のかかる設問は、時には「知っていることを書きましょう」と別の問いに替えています。15分間のうち、10分程度でシートを解き、残り5分で前回のシートを返却しています。シートの採点は御栗校長が行っており、正解した数などによって金か茶色の栗マークをつけ、「Very Good!」「Good!」「OK!」のコメントと感想を付箋に書いてくれています。児童たちはマークの色が何色か興味津々で、一番良い金色のマークだと自慢して回っています。校長が採点することで「校長ミッション」と思っており、授業の中で、シートでやったことが少しでも出てくると、「校長ミッションで出てきた」と反応しています。

 クラスにタブレットが2台あり、気になることは自分で調べなさいと話しています。SDGsシートの「国内チョウで初めて絶滅か」に取り組んだときは、オガサワラシジミを調べ、校庭に来るシジミチョウとの違いを調べていました。またSDGsの到達目標マークに気がつく子がおり、「チョウは陸のことだから緑か」「クジラはたぶん青だよ」と子どもたちで話していました。シートでSDGsを学んだので、3学期には1年間でいくつ到達目標を考えられたのか、振り返りたいと思います。

戻ってきたワークシートをビニールポケットに入れて保管

(2021年1月13日)

家庭学習の課題として活用

東京都杉並区立高井戸小学校 田村 香代子先生
東京都杉並区立高井戸小学校 田村 香代子先生

 6年生の担任です。「NIEタイム」はないので、家庭学習の課題として「読売ワークシート通信」を配っています。

 高学年でも、児童の多くは新聞に触れたことがありませんでした。まずは新聞に慣れさせようと、1学期は好きな記事をノートに貼り、コメントを書かせました。

 新聞スクラップが出来るようになった2学期から、ワークシートを配り始めました。高学年対象のものだけでなく、内容によっては中学生用も配ります。児童は、A4サイズのノートの片面にワークシートを貼り、問題を解きます。右側のページにワークシートの記事の要約と感想、関連記事を貼り付け、分からない言葉の意味などを書いていきます。

 ワークシートを貼ったノートは、見開きのページが完成すると提出させます。答え合わせをして、間違っている場合は解き方を示し、また感想にコメントも書いて児童に返しています。良かったものは教室に張り出しますが、これが良い刺激となっています。

 こうした学習を通じて、文章を読み取る力が身につき、様々な知識が得られます。そして、記事の要約に取り組んだり感想を書いたりすることで、表現する力がついていきます。

 以前いた小学校で、中学生用のワークシートを渡すと、親と一緒に読んで解くという児童がいました。親とワークシートに取り組むことで、家族で新聞に親しむ機会にもなったと嬉しく思いました。

(2013年12月27日)

読解力はぐくむ基礎に

さいたま市立大宮西中学校 小谷野 弘子先生
さいたま市立大宮西中学校 小谷野 弘子先生

 「読売ワークシート通信」は、週1回のNIEタイムで配るほか、職員室に置いてほかの先生方にも使ってもらっています。最近では、社会科の先生が「G8の国を知ろう」(2013年6月26日配信)に出てくる写真の各国首脳の立ち位置からそれぞれの国の関係について考えたり、為替相場に関するシート「理想は1ドル=98.9円」(同)に取り組んだりしました。

 生徒たちは、「読売ワークシート通信」の設問を手がかりに記事のポイントを整理し、新聞を読むことに慣れていきます。同時に、未知の分野の記事に興味を持つきっかけにもなります。野球、サッカーなど自分の関心のある分野ばかりではなく、広く社会に関心を広げ、自ら進んで色々な記事を読もうとする生徒が増えてきました。

 私が担当する国語の授業では毎時間、生徒が新聞記事について1分間のスピーチをします。生徒によっては事前に1時間もかけて、記事中の分からないことばを調べたり、考えをまとめたりして、スピーチに臨みます。スピーチには、記事の内容を読み取り、それを咀嚼(そしゃく)して、自分の考えを述べる力が必要になります。「読売ワークシート通信」などで新聞に親しみながら、そういった力が付いてきていると思います。

(2013年8月19日)

気づき、まとめ、述べる力を

さいたま市立東宮下小学校 菊池 健一先生
さいたま市立東宮下小学校 菊池 健一先生

 小学校1年生を担任しています。「読売ワークシート通信」は1時間目が始まる前の「NIEタイム」で取り上げています。

 

 低学年の場合、記事を読むのは難しくても、絵を描く、塗る、写真にタイトルをつける、など作業と組み合わせると、生徒たちは興味をもって取り組んでくれます。また、動物の写真が登場するといい反応が返ってきます。
 

 慣れてくると、新聞を読むだけでなく、記事や写真に対する感想を書いたり、身の周りで気づいたことをまとめた新聞を作ったりします。イラストや見出しのついた、絵日記風の手作り新聞です。
 

 こうした学習を通して、物事に気づき、要旨をまとめ、自らの考えを述べる力を磨くことを目指しています。

(2013年7月3日)

論理的思考力を養う

駒沢学園女子高校 稲津 恵子先生
駒沢学園女子高校 稲津 恵子先生

 難関大学を目指す「Sコース」を担当しています。希望者を対象に、1校時の前に「0校時」という自主学習の時間を設け、自作の新聞ワークシートを課しています。

 

 隔週土曜日には、宿題として難易度の高いワークシートを出します。政治コラムなどを題材に、①200字にまとめる、②4コマ漫画にする、③短歌に詠む、と3通りの方法で記事を要約させます。コラムなどを読んで論理展開をたどり(受信)、情報を整理・要約して考えをまとめ(思考)、発表する(発表)ことを通して、論理的思考力を養うのが狙いです。生徒が主体的に学ぶ姿勢を養うことにつながっています。

(2012年11月19日)

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定期テストにも出題

東京都小平市立小平第五中学校 山下 大輔先生
東京都小平市立小平第五中学校 山下 大輔先生

 昨年度、小笠原諸島・母島にある小笠原村立母島小中学校に赴任しました。母島は人口450人、小中学校が唯一の学校です。週一回の船便で、新聞は一週間分まとまって、ほかの生活物資と一緒に届きます。

 

 ワークシートは主に中学3年生で活用しました。配布して問題を解き、答え合わせをして感想を話し合いました。また、「福島県からの避難者への差別問題」を公民の授業で勉強した時には、「授業で学習した基本的人権と、新聞記事に書かれていることを読んで、気づいたことを話し合いましょう」と伝えてワークシートを使いました。また、「定期テストにワークシートを出す」と予告し、出題したこともあります。

 

 生徒にどのような効果があったでしょうか。まず、ニュースへの関心が高まり、記事を読んで意見や感想を言うようになりました。また、「ワークシートを授業以外でも読みたい」という要望が出てきたので、配布して生徒が自由に解くようにしました。現在勤務している中学校でも「ワークシート通信ボックス」を作ってワークシートを入れておき、生徒が持って行けるようにしています。

 

 今年度は月一回、気に入った記事にコメントをつけるリポートを提出させ、廊下に張り出して生徒たちが見比べるようにしています。

(2012年9月20日)

低学年には読み聞かせて

東京都世田谷区立上北沢小学校 羽賀 絹恵先生
東京都世田谷区立上北沢小学校 羽賀 絹恵先生

 世田谷区では「東日本大震災を忘れさせない」という思いから、毎月11日を「震災を考える日」にして、震災に関係する授業を行っています。

 

 宮城県石巻市で、津波のために倒れた桜が花を咲かせているという記事を使ったワークシート「きぼう ほころぶ」(2011年4月20日配信)では、児童に「写真に何が写っている?」と聞くところから始めました。児童は記事の中身は読めないので、私が読み聞かせました。すると、児童は「桜が生きているように思った」など、書けることを書いて楽しんでいました。

 

 低学年には、「新聞を読もう」の前に「新聞と遊ぼう」と呼びかけて、新聞紙を破いて長さ比べをしたり、5月にかぶとを折って遊んだりしています。そのうちに、紙面にも関心を持ってきました。1年生の図工の時間には、はさみとのりの練習として、新聞から笑顔の写真を切り取って模造紙に貼らせました。今年はオリンピックがあったので、高学年であれば「オリンピック選手の出身地はどこだ」など、地理の勉強と絡めても楽しいと思います。

 

 児童は「新聞は大人が読むもの」と思っていますが、「自分たちでも使える」とわかると、中学や高校に進んでからの新聞活用につながります。

(2012年9月6日)

生きた読解力をつける

京都市立蜂ヶ岡中学校 川北 雅美先生

  国語の自主学習としてワークシートを月に2回程度配布します。自宅で解いても良いし、学校で友人と相談しながら解答するのも自由です。提出も義務付けてはいませんが、定期テストに、以前に配布したワークシートの記事から出題することを伝えています。テストでは、見出しを付けさせたり、文章中の言葉の意味を問うたりしています。

 

 ワークシートの中で一番注目しているのは、文章中の数字です。例えば、3年生のテストで、「自転車は車道 徹底」(2011年11月2日配信)の記事から、自転車と歩行者の事故が10年前に比べて「五割増」となった結果、何件になったかを問いました。また、「50石の武士は年収1500万円」(2010年12月8日配信)では、「石」や「万円」などの単位を使った計算問題があったので、そのまま自主学習に出しました。しかし、いずれも正答率が大変低く、課題となりました。

 

 グラフや計算問題は、国語に関係ないようですが、文章を理解しなければ、解くことができません。読解力は、教科書の文章だけでなく、新聞の記事を読んで、社会を知り、考えることは、生きた読解力をつけることにつながると思います。ワークシートを活用しながら、生徒の読解力を高めて行きたいと考えています。

(2012年7月19日)

オリジナルのシートを作成

千葉県香取市立佐原第五中学校 松井 初美先生
千葉県香取市立佐原第五中学校 松井 初美先生

 「読売ワークシート通信」を参考に、スクラップした記事の中から、ワークシートを自作することがあります。

 

 読売新聞の「人生案内」というコーナーで、中3女子からクラスメイトの暴言で悩んでいるという相談がありました(2012年2月11日朝刊)。ちょうどこのころ、「キモイ」などの言葉を、人からは言われたくないのに自分は使ってしまうという生徒が多く、どうすれば改善されるだろうかと思っていました。タイムリーなので、「暴言は許せない」というシートを作って道徳で取り上げました。

 

 記事の中で共感できるところにマーカーで線を引かせ、その後問題に取り組ませます。次に、互いにシートを見せ合い、参考になる意見があったら、自分のシートに書かせました。生徒たちは、「この相談、うちの学校のこと?」などとリアルに感じたようです。中には、「これ、オレのことだよ」と言いながら、悪いという気持ちもあってうまく書けない生徒もいました。

 

 身近な問題なので、生徒たち一人一人が真剣にどうすればよいのかを考えられていたようです。

(2012年7月3日)

社会への関心が高まる

駒沢学園女子高校 稲津 恵子先生
駒沢学園女子高校 稲津 恵子先生

 東京都NIE推進協議会の実践指定校となって2年目。学校の3か所に、新聞と「読売ワークシート通信」を掲示するコーナーを作り、全校的に新聞への関心を高める環境を作っています。

 中学1年から高校3年まで全学年にNIEを担当する教師がおり、全学年でワークシート通信に取り組んでいます。方法は学年によってさまざまです。担当している高校3年では、毎週水曜の朝に実施。選ぶ内容に偏りが出ないよう、学年を担当する10人の教員が持ち回りでシートを選んで準備しています。

 

 最近、生徒の関心が高かったのは「AO入学 企業 学力心配」(2012年5月23日配信)のシートです。記事にあるようなAO入試の問題点を指摘する生徒がいる一方、「就職の際に問われるべきは、大学生活で何をしたかであって、入試の方法は関係ない」という意見を書いた生徒もいて、自分の進路と照らし合わせて真剣に考えている様子が見られました。

 

 ワークシート通信をはじめとする新聞の活用により、自分の身の回りのことだけでなく、ニュースなどを話題にする生徒が増えてきており、社会への関心の高まりを感じています。

(2012年6月19日)

問題作り変え、道徳で活用

千葉県香取市立佐原第五中学校 松井 初美先生
千葉県香取市立佐原第五中学校 松井 初美先生

 学習指導要領の改訂で、新聞の活用が盛り込まれたので、新聞やワークシートを取り入れやすくなりました。道徳や国語で、指導項目に合うものを選んで活用しています。

 

 道徳の指導項目2-(2)「思いやり」の授業で、ピアニストの辻井伸行さんのお母さんのインタビューを取り上げた「本当に大切なもの感じる人に」(2012年2月15日配信)を、問題を少し作り変えて使いました。

 ちょうどPTAの参観授業で保護者の方がいらっしゃるので,お母さんがどんな思いで目の見えない辻井さんを育てたのかを取り上げたこのシートの活用を思いつきました。

 導入で「みんなが今一番大切にしているものは何ですか」と聞いたこと,「ゲーム」や「携帯電話」等が出されました。その後でこの記事を生徒に読ませ、紹介しました。「見えないもののほうが大切である」という言葉に着目させ,本当に大切なものは何なのかを考えさせました。

 

 道徳の授業では、子どもの意見として、教師の予想以上のものが出てくることがあります。新聞記事は、友達の意見を聞きながら、生徒自身の視野や考えを広げることに役立っています。

(2012年6月1日)

「情報をつかむ力」を育てる

浜松市立曳馬小学校 山崎 章成先生
浜松市立曳馬小学校 山崎 章成先生

 定期的に送られてくるワークシートをその都度印刷し、まず自分で解くことにしています。その上で、写真が大きなもの、担任している3年生に話題が合っているものを教室に持って行きます。3年生では新聞記事は読めないので、朝の会などで内容をかみ砕いて読んで聞かせます。

 

 シートの設問がそのまま使える場合は読み上げ、子どもたちの実態に合っていない場合は記事を読んだ後、独自の質問を子どもたちに投げかけます。

 子どもたちの反応が良いのは、動物や子どもの笑顔の写真、有名なスポーツ選手の活躍を取り上げた記事です。1枚の写真をきっかけに話題がふくらむので、楽しみにしている子どもが増えてきました。

 

 新聞は、見出しやリード、写真を見れば、記事を全部読まなくても内容がわかるようになっている点が魅力です。ワークシートは、子どもたちに「情報をつかむ力」をつけるのに役立っています。

(2012年6月1日)

理科単元に関連させ、朝学習で

東京都新宿区立愛日小学校(前同区立津久戸小学校) 中嶋 玉恵先生
東京都新宿区立愛日小学校(前同区立津久戸小学校) 中嶋 玉恵先生

 4年生の3学期に学習した理科の単元「姿を変える水」に関連し、朝学習でワークシート「水蒸気ふくんだ風 山にぶつかり大雪」(2012年2月1日配信)を利用しました。海から上がった水蒸気が雲になり、雨や雪となって、また地上に降ってくる、という水の変化に関する学習の発展との位置づけでした。
 

 記事を読み、大事だと思うところにマーカーで印をつけさせてから、答えを記入させます。記入し終わったら、みんなで答え合わせ。最後に、シートをホワイトボードに投影して、解説しました。15分の朝学習では収まりきらない場合には、1時間目に多少食い込んでもいいような日を選んで取り組ませます。
 

 配信されたシートの内容を見て、「教科書のこの単元で使えるな」と思うものを、子どもの人数分印刷して保存しておきます。また、単元に関係なく、子どもたちに読んでほしい記事は週末の宿題にし、親子で読んで考えてもらうなど、さまざまな方法でワークシートを活用しています。

(2012年6月1日)

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