「勝てるES」を書くために~インターンシップセミナーリポート

あいにくの雨にも関わらず、多くの学生が訪れた

 

 新年度が始まり、はや2か月。3年生の私にとっては、やっとキャンパスライフが始まったと思ったら、もう「就活」の時期に差し掛かろうとしています。とりあえず動きだそう、と就活イベントに参加してきました。(中央大学・大関亮太)

 

ピンチはチャンス、チャンスはピンチ

 参加したのは、5月14日に東京ポートシティ竹芝(東京都港区)で行われた、講演形式のイベント「TOP企業業界研究&インターンシップセミナー」。明け方まで強い雨が降るあいにくの天気でしたが、開始前からリクルートスーツ姿の就活生が列を作り、会場もほぼ満席でした。

私が参加した午前の部では、企業3社による講演が行われました。中でも、「ヒット商品が生まれた時こそ、新商品を開発し続ける必要がある。だから、年間に100もの新商品が生まれている」という家電・生活用品メーカー担当者の言葉が非常に印象に残りました。「ヒット商品に依存してしまうと、万一売れなくなったときに、手詰まりになる」というのです。「コロナ禍」の危機をチャンスに変え、ここ2年で売り上げを伸ばしたという話にも驚かされました。

「困難や危機をどう乗り越えたか」は、就活の面接でも定番の質問と聞きます。好機こそ努力を続ける、ということは、思っていてもなかなかできません。就活中だけでなく、人生全般に当てはまることと感じました。

 

「自分の言葉」で語れるために

 

 「勝てるES 情報活用術」と題した基調講演では、採用担当の経験もある読売新聞の記者が、エントリーシートを書くポイントを話しました。「自分ならではの体験で、自分なりに考えたことを、自分の言葉で書く」という言葉が特に印象に残りました。私たちはついつい資格等の「結果」を重視してしまいがちです。結果までの「プロセス」をノートやメモ帳にまとめながら整理してみることが必要かもしれません。もう一つ重要なのは、「情報を取捨選択すること」。新聞やテレビだけでなく、SNSやブログといったネットからの情報も溢れる時代。正しく良質な情報をいかにして選び取るかが問われているといえます。コロナ禍で大学での知り合いがまだまだ少ない私は、信用できる情報と先輩や同期、そして企業説明会やインターンシップを通して得る「生」の情報を上手く収集しながら、自分なりの就活を進めたいと思いました。

 イベントに参加して、「いよいよ就活を始めなければいけないな」と気が引き締まりました。仲間でもありライバルでもある24卒の就活生の姿にも刺激を受けます。何事も先手必勝。コロナを言い訳にせず、今日からできることを始めていこうと誓いました。

  

(2022年5月22日 06:01)
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