多くの企業でサマーインターンシップや説明会が行われた夏休み。3年生の就職活動も本格化してきました。そんな中「金融業界限定」で企業の人事担当者と直接話せるイベントがあると聞き、参加しました。(千葉商科大学・石川友海、写真も)
少人数で直接話せる
参加したのは、8月24日に東京・大崎で行われた「金融業界限定 直接会える! Premium Session」です。会場の大崎ブライトコアホールには、3年生だけでなく、金融業界に関心のある多くの学生が訪れていました。
イベントは午前の部と午後の部の2部構成です。午前の部では4つ、午後の部では10人ずつ、3つに分かれた学生のグループを、企業の人事担当者が順番に回ります。両方参加すれば、計7社の人事担当者と直接話すことができるという仕組みです。
担当者による会社概要や業界説明に続いての質疑応答の時間では、学生が直接質問をぶつけることができます。大規模な合同企業説明会とは違い、近い距離で気軽に質問することができるのが特徴です。
一口に「金融」といっても、銀行や生命保険会社など、業種は様々です。業務に共通する部分がある一方、同じ銀行業界でも、社風や制度などには違いがあり、選考に臨む前にしっかり研究する必要があると感じました。
「企業との相性」考える
印象に残ったのは、ある保険会社の説明です。海外事業拡大に力を入れているというこの会社では、海外で勤務している社員のほうが多いそうです。「災害大国である日本の経験や知恵を他国に還元することができる」という点に魅力を感じました。
質問の時間では、企業や業界についてだけでなく、就活全般についても話すことができました。私は、これまでいくつかのインターンに参加する中で、「企業との相性を知るために自己分析をする必要がある」と聞いたことがあり、自己分析を各企業の強みや社風にどうあてはめていいのかわからず悩んでいました。ある企業の担当者にこの疑問をぶつけてみたところ、「実際に足を運ぶことが大事」と答えてもらいました。ネットの口コミなどで情報はいくらでも入ってきます。やはり働いている人に直接会うことで、社風や疑問について詳しく知ることができるのだ、と改めて実感しました。「売り手市場」といわれる中、「ミスマッチ」を防ぐためにも、こういった対面型のイベントになるべく参加していこう、と思いました。
イベントを通して、たくさんの企業の担当者と直接話すことができました。今まで関心のなかった業界について知るきっかけにもなり、企業研究の視野が広がりました。就活は長期戦。一つの業界に絞るのではなく、様々な業界を見ながら、自分にあう業種・職種を見極めていこうと思います。