※この記事は、一般社団法人　日本クレジット協会の協力で作成しています。

　

　「微笑みの国」として知られるタイは、日本とのつながりの深い親日国でもあります。東南アジアの中央に位置し、飛行機で片道6時間ほどのタイを夏休みに訪れた体験をリポートします。（上智大学・津田凜太郎、写真も）

　

「爆買い」と食べ歩き

　

　タイを訪れるのは3度目ですが、大学生になってからは初めて。友人と2人で首都バンコクと東部パタヤの2ヶ所を1週間かけて回ります。日本企業が多く進出しているタイでは、街のあちこちで見慣れたコンビニエンスストアやスーパーの看板を見ることができます。一番の楽しみは大好きなタイ料理の食べ歩きと現地での「爆買い」です。でも、通貨「バーツ」への両替も面倒だし、多くの現金を持ち歩くのも不安...。そんなときに欠かせないがクレジットカード（クレカ）です。

　

　

　スワンナプーム国際空港に降り立つと、まずは地下鉄に乗ってバンコク市街地へ向かいます。バンコクには、地下鉄と高架鉄道が張り巡らされていて、観光にも便利です。タクシーは「ぼったくり」が多いと言われ交渉も大変。クレカも使えず、渋滞も不安です。MRTと呼ばれる地下鉄では、クレカのタッチ決済がOK。タイの地下鉄の運行システムは、日本と同様に「分」単位で管理されているので、正確で安心です。デパートのフードコートでお待ちかねのタイ料理をいただきます。タイのフードコートは日本よりも店舗が多く、デパートやショッピングセンターには必ずと言ってもよいくらい入っています。タイのフードコートは多彩な料理を安く食べられるのが特徴で、カオマンガイ(蒸し鶏のご飯)は約270円、ガパオ(豚ひき肉とバジルの辛い炒め物)は約360円、パッタイ(甘辛いタレの焼きそば)は約450円という値段設定はまさに「庶民の味方」です。

　

　

　まずはフードコート内のみで使える専用のプリペイドカードを受付で購入。クレカは使えないので現金で購入しました。注文は各店舗で行い、残高は現金で返金するシステムです。一部には、クレカOKの店もありました。

　

ダンスショーも堪能

　

　バンコクで4泊後、パタヤへと向かいます。バンコクからおよそ160km、バスに揺られること2時間で到着です。バスは予めクレカで決済を済ませておいたので、スムーズに乗車できました。タイ湾に面し、南北に弧を描いた形が特徴的なビーチが広がるパタヤ。ウォーキングストリートというネオンライトが輝くレストランやバーが立ち並ぶ観光スポットや、フェリーに乗って30分ほどで着くラン島という島があり、一日中楽しむことができます。

　

　

　パタヤではアジア最大級のキャバレーショー「ティファニーズ・ショー」を鑑賞しました。こちらもクレカを使った事前予約で席を確保できました。豪華な衣装をまとったダンサーたちたちが壮大なパフォーマンスを繰り広げます。50年もの歴史を持ち、家族で楽しめるエンターテインメントショーとして評価を受けていることもあり、世界中から観客が集まっていました。10分程度のショーは15章構成。章ごとにダンサーやセットが変わるため、飽きることなく楽しめました。

　

南国ならではの魅力

　

　再びバンコクに戻り、スーパーでタイ土産を購入します。トムヤムクン味のスナックや、日本に帰ってからも気軽にタイ料理を楽しむため、カレーペーストやガパオの素を購入しました。ヤードムという嗅ぎ薬もタイならではのお土産です。鼻から吸い込むと独特のミントの香りが広がり、リフレッシュ効果があります。ほかにも、エスニック柄が取り入れられたパンツは軽くて涼しい素材が特徴で、夏のコーディネートにピッタリです。マンゴスチンの石鹸やココナッツチップスなど、南国ならではのお土産も購入しました。「爆買い」の決済はもちろんクレカです。クレカがあると、多くの現金を持ち歩かないで済むので安心です。

　

　

　バンコクやパタヤでは、スーパー、コンビニ、デパートでクレカを使うことができました。交通機関やショーの事前予約にもクレカが大活躍です。ただ、タイにはチップの文化があり、現金も欠かせません。タイといえばマッサージですが、１回につき50バーツから100バーツ程のチップも必要でした。また、地元の市場やタクシーではそもそも値段が定まっておらず、交渉で値段を決めます。値切り交渉はなかなかタフな作業です。場所によっては英語が通じにくいこともあり、拙いタイ語で頑張ることもありました。交渉に不安がある人は無理せず、値段が決まっているスーパーやデパートで買い物をするほうがよいかもしれません。大学生になって初めてのタイ旅行。クレカを活用して存分に楽しむことができました。