大学3年生になると、耳にすることが増える「就活」。何から始めればいいのか不安に感じている学生も多いのではないでしょうか。3年生への進級を前に2月下旬、就活の流れをまるっと把握できるイベントが開催されると聞き、参加しました。漠然と抱いていた就活のイメージががらりと変わり、就活生としての心構えが出来たと実感できる一日となりました。(昭和女子大学 石川千桜、写真も)
就活の流れから企業研究まで 4時間半で学ぶ基礎
2月27日に御茶ノ水ソラシティ(東京・千代田区)で開催された「就活まるわかりフェス」の会場には、約150人の学生が参加しました。
プログラムは4時間半。長いな、と感じる人がいるかもしれませんが「就活の大まかな流れ」や「企業採用担当者の目線」と題した講演、内定が決まるまでの体験を先輩学生が語るパネルディスカッションなど、盛りだくさんです。様々な目線から、就職活動全体を理解できるよう工夫されています。
2028年卒学生の就活スタートの時期は、企業へのエントリー開始が2027年3月1日、選考開始が同年6月1日とされていますが、それよりも前に、インターンシップやオープンカンパニーを行う企業が増えており、「早期化」と言われているそうです。 文化放送キャリアパートナーズ キャリア支援部の倉澤陽子さんの「2026年夏から翌年2月までの(就活)プレ期に、インターンシップや事実上の選考などを行う動きが活発化している」という言葉に、身が引き締まる思いでした。同時に「就職活動の早期化」という言葉をよく耳にするのはそういうことだったのか、と納得しました。

内定者の体験談と企業の本音 インターンで見られるポイントとは
イベントの中盤では、内定を獲得した先輩が経験談を話しました。「マスコミ・メディア業界は選考時期が早かった」「面接でのあなたのキャッチコピーを教えてください、という質問が印象に残っている」 などと、新3年生が抱く疑問に答えてくれます。明治大学4年(当時)の先輩は、「就活は1つひとつの積み重ねです。休み休みで大丈夫。『自分を見て』という気持ちで頑張ってください」とエールをくださいました。
後半は、住友商事、読売新聞東京本社、ロッテから採用担当者の方々が登壇し、これから迎える春や夏のインターンに向けて、企業は学生のどのような点を見ているか、という気になるポイントを教えてくれました。「なぜこの企業を選んだのかという点は本選考で見ます。インターンでは、なぜこの『職種』に興味を持っているのかという、業界への理解度を見ています」とのことでした。
全体を通じ、最も心に残ったのは、学生自身も「企業を選ぶ」という点です。これまで、就活とは、「学生が企業から選ばれる」ものだと思っていましたが、学生は受け身でいるばかりではないのだと、気付かされました。
選考を行っている企業は約3万社。私たち就活生はその中から、どの企業を受けるか選ぶ必要があります。どこを受けるか決めるために、キャリアセンターや就活サイトなどを活用し、多くの企業と出会うこと。「本当にここで良いのか?」と疑う姿勢を持ちながら深掘りしていくこと。そして、自分なりの目的を持つこと。その結果が、ミスマッチのない、納得のいく就職活動になるのだという気付きがありました。新たな思いでスタートラインに立つことができ、充実した1日となりました。