2023年の就活が本格的にスタートしました。3年生の私の回りでも、オーブンカンパニーやインターンシップが話題に上ることが増えています。就活のスタートそして、まずは就活イベントに足を運んでみました。
(千葉商科大学・吉越彩絵、写真も)
業界・志望企業の選び方
5月27日に東京・浜松町で行われた講演形式のイベント「TOP企業業界・しごと研究&インターンシップセミナー〈選考対策編〉」には、午前と午後の部に計8社が登壇しました。
印象に残ったのは、ホテル業界の人事担当者の「ホテルはすべての従業員がチーム一丸となって連携しないと成り立たない。喜びという明確なゴールに向かって働くことに楽しみ、面白さがある」という言葉です。また、「企業としての成長に興味がある人材を求めている」という点も、興味深く感じました。「大学で学んだことから仕事を決めるのではなく、やりがいのある仕事を選ぶ」という業界選択を、実際に働く人の言葉で聞くことができたのも収穫でした。
また、保険業界の人事担当者は、「働く人への投資」という点を強調しました。成長を促すし、キャリアアップができるような機会や学習の機会が多くあり、人材育成を重視している姿勢が感じられました。男性でも子育てしやすいような環境や、時差出勤、在宅ワークなど、多様な働き方ができる環境づくりを進めている、という点も新鮮でした。入社後のビジョンを見据えて就活する、ということの重要性に改めて気付かされました。
講演に先立って、読売新聞の石橋大祐記者が、エントリーシート(ES)の書き方について解説しました。「ESの目的は、書類選考を通過することではなく、納得のいく内定を得るためのもの」という話に、「内定」という近道を得るためのテクニックではなく、「納得のいく内定」のために、自分自身の言葉を磨くことが大切だと感じました。
会場を埋めた学生たちは、真剣な表情でメモを取りながら、それぞれの講演に聞き入ります。就活が始まり、まず何をすればいいのか不安に思っていた私も、イベントを通じて、様々な業種の働き方について理解を深めることができました。長丁場の就活ですが、たくさんの情報に押し流されないよう、しっかりと情報を選び取りながらインプットし、ESに反映させるなど適切なアウトプットにつなげていきたいと思いました。