選考を意識した秋冬インターンに ~ キャンスコ × 就活

 猛暑もようやく一段落。少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。1年生の私も、後期の授業に向けて準備を始めています。そんな9月の3連休。最終日に大きな就活イベントが行われました。2年先のこととはいえ、先輩たちがどのような活動をしているのか気になって、イベントを取材してみました。

(法政大学・土田麻織、写真も)

 

事業内容とニュースを関連付ける

 

 9月18日に東京・浜松町で開催された「TOP企業 業界・しごと研究&インターンシップLIVE<秋冬インターン編>」。約40の企業によるブースでの説明や特別講演などを行われました。様々な業界のトップ企業の情報に触れられるのが特徴です。

 

 開始前からスーツ姿の就活生が列を作り、開場と同時にお目当ての企業のブースへ小走りで向かいます。人気企業のブースでは、十席ほどの椅子はすぐ埋まり、立ち見もできる盛況ぶりでした。私も、興味がある出版業界のブースを中心に取材しましたが、同じ業界でも、人事担当者が話す内容や、求める人材像、今後の事業拡大領域は、それぞれ大きく異なっていました。「業界研究」という言葉は漠然と知っていても、いざ「自分が働く場所」として考えてみると、それぞれの企業のアピールポイントが違うのもうなずけます。目指す業界があるのなら、早いうちから能動的に企業のことを調べる必要性があると感じました。

 

 

 質疑応答では次々と質問の手が挙がります。ニュースと事業内容を絡めた鋭い質問もあり、「就活本番」を意識させられました。

 

 イベントに先立っては、読売新聞で採用担当の経験がある石橋大祐記者による講演が行われました。石橋記者は、秋冬のインターンに向けて、「常に『評価される』ことを意識した心構えを持つことが必要」と指摘。人事担当者の印象に残るアウトプットを磨くため、「企業研究など、情報のインプットを根本的に変えていくことが大切」という言葉が心に残りました。小学校から大学まで、多くの教育関係者と接してきたという石橋記者は、私たちの世代のコミュニケーション能力に、「コロナ禍の影響があることを忘れてはいけない」と警鐘を鳴らします。「言葉の力を磨き、自分の伝えたいことを、簡潔にまとめられれば、大きな武器になる」という言葉に、参加した約100人の学生たちも、深くうなずきながらペンを走らせていました。

 

 

 イベントで実感したのは「百聞は一見に如かず」ということ。実際に足を運ぶからこそ聞ける様々な企業の話。初めて知ることも沢山あり、具体的なビジョンをイメージできるようになりました。「○○にフライングはない」とよく言われますが、就活においてもフライングはないはず。スタートダッシュこそ、「就勝」への第一歩だと確信しました。

 

 

(2023年9月29日 09:30)
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