新聞を読む効用学ぶ 大草薬品(神奈川)

新聞をめくりながらニュースを手早くチェックする方法を伝授する和田専門委員

 大草薬品は1931年創業の漢方薬をメインとした薬品メーカー。今回の研修は若手社員に社会全般への関心を持ってもらい、発信力、文章力の向上を目指すもので、20~30歳代の社員5人が参加しました。

 

 1回目の集合研修では、教育ネットワーク事務局の和田浩二専門委員が「新聞の読み方」を講義。

 参加者のほとんどは、「これまでニュースはスマートフォンなどでチェックし、あまり新聞を読んでいなかった」といい、和田専門委員は「スマホだと自分の関心のあることはクリックするが、ないものはクリックしない」「新聞は、普段は関心のない分野の記事も目に触れ、新たな発見がたくさんある」などと、新聞を読む習慣をつけることの効用を力説しました。

 続いて、当日の新聞をめくりながら、見出しの大小で記事の重要度が一目で分かる、様々なニュースが一覧できるといった新聞の特性を確認していきました。

 また、ニュース感覚を磨くコツとして、(1)翌日の1面に掲載される記事を予測してみる、(2)数字を意識して記事を読む、(3)業界の記事に関心を払う──などとアドバイスしました。

 講義後、参加者からは「これまで食わず嫌いだった。読み方のコツをつかめばスムーズに読めるようになる気がする。これまでも読んでおけばよかった」「新聞を読みたいとは思わなかったが、世の中の動きは知らなくてはいけない」といった声が聞かれました。

 

 研修は6か月にわたり、2週間に1度のペースで新聞記事を使ったワークシートや論文などの課題が出され、論文については添削指導も実施。「文章の書き方講座」や「まわし読み新聞」といった集合研修も行われました。

 

【実施期間】6か月(2016年6月~12月)/受講者5人

(2016年12月31日 12:01)
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