車の販売を地域密着で展開している静岡ダイハツ販売は、2019年に続き、若手営業部員の「雑談力」を向上しようと、「新聞のちから」研修を7月にスタートしました。講義は計3回で、1回目が行われた同月2日は、静岡県掛川市の研修会場で22人が熱心に受講しました。
この日は、前半の講義では、新聞の読み方を知り、情報収集力アップを目指す「新聞で社会をつかむ」がテーマ。後半は、新聞社が培ってきたノウハウを用いて、簡潔な文章を書くコツを学ぶ「伝わる文章の書き方」でした。
東京本社教育ネットワーク事務局の専門委員、榊原智子講師が、まず、その日の新聞を使い、見出しや前文、写真などからニュースの最新動向をつかむ方法を説明しました。それを受け、それぞれが気になる記事を選び、簡単に紹介するワークを行いました。また、主語・述語の関係に注目しながら長い例文を分解し、すっきりと伝わる短文に書き換えたり、要約したりするワークにも挑戦しました。
受講者は普段、新聞に触れないデジタル世代の20歳代の人たち。でも、講師から「新聞は全部読まなくてよい」「見出しや記事の大小から世の中の動きをつかめる」と聞き、驚きながらも納得した様子でした。ワークにも集中して取り組み、「見出しを見ていくだけで、社会で起こっていることが把握できるとわかった」「お客様との会話の引き出しを増やしていきたい」「伝え方のレベルアップを図れる機会だと感じた」などと感想を述べていました。