オンラインで地元企業と連携、課題解決―麗澤大学

昨年度の様子

この記事は、教育ネットワーク参加団体「麗澤大学」からのお知らせです

~「麗澤・地域連携実習2020」 コロナ禍で「新しい価値を生み出す力」の必要性認識~ 

 

 麗澤大学では、「麗澤・地域連携実習」を開講しています。PBL(課題発見解決型学習=Project Based Learning )を全学的に推進するために 2017 年度より始めた取り組みで、柏市役所や地元企業から実際に直面している課題の提供を受け、学生の視点から解決策を考え、市役所や企業にご提案します。2020年度で4度目の開催となりました。


 実習を通して、PBLの基礎を1 年生で体験し、2年生以降には学生自らの発案による主体的な学びにつなげることが目的です。


 今年度は、コロナ禍でフィールドワークが限られる中、むしろオンラインを用いたインタビュー調査やプレゼンテーションのスキルを磨くチャンスと捉え、オンラインによるグループワークなどに積極的に取り組んでいます。


 学生に、本取組を通して「特に高めたい能力」は何かという質問をしたところ、「創造力(新たな価値を生み出す力)」という答えがトップに上がりました。コロナ禍を経験している学生たちは、限られた活動の中でも新しい価値を生み出すことの重要性を感じています。


 こうした取り組みに多くの1年生が興味を持ち、今年度は118名と昨年の約3倍の履修者がおり、柏市役所、イオンモール柏、柏レザー株式会社、千代田造花株式会社などから提供された10の課題解決に取り組んでいます。


 また、本実習の後には、「課題解決ワークショップ(仮称)」という「チームで課題を見つけ、ワークショップなどを経て、最後にその解決策 (商品やサービス)を提案する」という課外プログラムを実施します。「麗澤・地域連携実習」の履修者が、このワークショップとセットで取り組むことによって、課題解決策をビジネス(事業化)に結びつけ、 将来は起業家などを多く輩出できればと考えています。



 

(2020年12月23日 09:48)
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