新学期が始まり、27卒の3年生の就活が本格化しています。28卒である私の就活は来年ですが、「今から準備できることがあるのかも」と思い、TOP企業の説明が一度に聞けるという就活イベントに参加してきました。(昭和女子大学・石川千桜、写真も)
企業というプラットフォームを使う
参加したのは、東京・浜松町で行われた「TOP企業 業界研究&インターンシップセミナー<インターンシップ入門編>」4月19日の土曜日、東京・浜松町のポートシティホールは、多くの大学生でにぎわっていました。「私服OK」とあって、リクルートスーツと私服が半々といったところでしょうか。講演形式で、午前と午後の部で合計9社のTOP企業が登壇。様々な業界について1日で知識を深められるのがポイントです。
特に印象に残ったのは、「企業という大きなプラットフォームを使って、自分がどうしていきたいのかを考えてほしい」という人事担当者の言葉でした。私はこれまで、就活とは「行きたい企業を決めてから、志望動機を考えていくもの」と思い込んでいました。「やりたいことを突き詰めた結果、選んだのが私たちの会社だったら嬉しい」という言葉で、就活に対するイメージが大きく変わった気がしました。また別の企業の担当者は、「本業」に留まらず、情報コミュニケーション、環境・エネルギー、ライフサイエンス、ディスプレイ・電子デバイスなど、多彩な事業に携わっていることをアピールしていました。就活では「業界研究」も重要とよく言われますが、業界の枠を超えて事業を展開する企業の姿を知り、「もっと深掘りをしないと」と思いました。
各企業とも、入社後のキャリアアップの選択肢や、人材育成のプロセス、福利厚生などの説明にも時間を割いていました。3年後を見すえ、社会人になってからのライフスタイルも考えながら企業研究を進めていくことも重要だと感じました。
多様な情報源に触れる
午前の部では、読売新聞の記者による「情報活用」をテーマにした基調講演もありました。就活で求められるエントリーシートや面接などの様々なアウトプットは、今まで私達が書いてきた作文やレポートなどとは大きく異なり、「端的に自分の主張を伝えなければいけない」という点に驚かされました。就活の過程で接する社会人は、大学生である私とは違う様々なバックグラウンドを持っています。そんな人たちに短い時間で自分を理解してもらうためのコミュニケーションスキルを磨くためにも、新聞などの多様な情報源に触れることが大切、と学びました。
午前・午後の部ともほぼ満席で、参加している学生たちが熱心にメモを取ったり、積極的に質問をしたりする姿に、「後輩」である私も大きく刺激を受けました。参加特典としてもらった会社四季報の「業界地図」を活用しながら、少しずつ業界研究を進めるとともに、今後もできる限りイベントに参加していこうと思いました。