情報処理推進機構(IPA)「情報モラルと情報セキュリティ教室」魚沼市立堀之内中

奥田さんの話を熱心に聞く生徒たち

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は6月5日、新潟県魚沼市立堀之内中学校で「情報モラルと情報セキュリティ教室」を行った。これは、企業・団体と学校の交流を図る読売新聞教育ネットワーク活動の一環で、1~3年生約200人と保護者ら約70人が、インターネットにまつわるトラブルや事件を例に、正しいネットとの付き合い方などを学んだ。

 

 この日の授業は、「インターネットは善か悪か」のタイトルで同機構の奥田美幸さんが講師を務めた。インターネット上の掲示板への書き込みが、侮辱罪や名誉毀損に当たる行為とみなされ、処罰の対象となりうるという例や、ワンクリック詐欺、無料アプリの落とし穴など、生徒たちが巻き込まれやすいトラブルについて、回避方法やもしもの場合の対処方法などを解説した。

 

 授業後、生徒からは「インターネットを使う際に気をつけなければいけないことを改めて知った」などの感想が聞かれた。

 同校の落合明教諭は「近年、インターネットなどによる友人同士のトラブルなどが生活指導上の課題となっている。情報モラルやセキュリティについて考える時間を共有できたのは大きな成果」と話していた。

 

(2015年7月31日 09:30)
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