本の街・神保町保全へ討論

 書店や古い建築物が立ち並ぶ東京・神保町の魅力を語り合うフォーラム「本の街・神保町の街並みの保全・活用の未来」(東京文化資源会議主催、日本建築学会関東支部共催)が2024年8月27日夜、東京都千代田区の共立女子大学本館で開かれ、約80人が参加した。

 

 古書店経営者や街づくりの研究者ら有識者7人が討論し、聴衆と意見交換した。建築会社を経営する田村誠邦さんは「建て替え事業のモデル創出」が神保町には不可欠と強調。課題として、建築費高騰や相続税の高さなどを列挙した。柳与志夫・東京大学特任教授は「各種の事業者や大学が連携して文化資源を生かす道を探りたい」と語った。

(2024年8月28日 10:11)
TOP