全国高校ビブリオバトル代表、岡山で決定

本の魅力を語る神農さん(岡山市北区で)

 高校生がお薦めの本の魅力を語る「全国高校ビブリオバトル」の岡山県大会(実行委員会主催、活字文化推進会議など共催、県教育委員会など後援)が12月22日、岡山市北区の県立図書館で開かれた。岡山県内12校から16人が出場し、小説「心臓の王国」(竹宮ゆゆこ著、PHP研究所)を紹介した県立岡山操山1年の神農漱志さん(16)が優勝した。

 

神農漱志さん、小説「心臓の王国」を紹介

 発表者は1人5分ずつ、あらすじや面白いと思うポイントについて、身ぶり手ぶりを交えて熱弁。観客ら64人が最も読みたくなった本に投票した。神農さんは、お気に入りのシーンを朗読するなどして、主人公の高校生と不思議な少年の友情や、小説の世界観を情感たっぷりに伝え、「読めばきっと見える世界が大きく変わり、新しい自分に出会えるはず」と力説した。

 

 決勝大会は1月26日、よみうり大手町ホール(東京都千代田区)で開催される。神農さんは「一番好きなこの本の魅力を、全国でも伝えたい」と意気込みを語っていた。

(2024年12月25日 11:10)
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