三笠宮家の彬子さま、全国中学ビブリオバトルご観覧へ...京都の立命館大学で3月9日
英オックスフォード大学で博士号、著書「赤と青のガウン」
「赤と青のガウン オックスフォード留学記」(PHP研究所)の著書がある三笠宮家の彬子さまが3月9日、京都市北区の立命館大学衣笠キャンパスで、読書好きな中学生の祭典「第8回全国中学ビブリオバトル決勝大会」に出席される。
お気に入りの1冊の面白さを語る中学生たちの発表を観覧し、トークセッションで本を読む喜びやご自身の読書体験などを披露するほか、表彰式にも参加される。読書推進イベントなどを手掛ける活字文化推進会議(浅田次郎委員長、事務局=読売新聞東京本社内)が主催するビブリオバトルの全国大会が皇族をお迎えするのは、中学、高校、大学の各年代を通じて初めて。
彬子さまは、英国オックスフォード大学で日本美術を研究し、2010年に女性皇族初の博士号を取得された。留学生活の思い出やエピソードをつづった15年の著書「赤と青のガウン」は、24年に文庫化された。現在は京都産業大学の日本文化研究所で特別教授として勤務し、皇族でただ一人、京都に暮らされている。
彬子女王(あきこじょおう)殿下
1981年(昭和56年)寬仁親王殿下の第一女子としてご誕生。学習院大学をご卒業後、英国オックスフォード大学マートン・コレッジにご留学、女性皇族初の博士号(専攻は日本美術)を取得されご帰国。立命館大学総合研究機構のポストドクトラルフェロー、特別招聘准教授を経て、現在は京都産業大学日本文化研究所特別教授などとしてご勤務のほか、日本・トルコ協会総裁、日英協会名誉総裁、日本ラグビーフットボール協会名誉総裁などを務められている。2012年には子どもたちに日本文化を伝えるための一般社団法人「心游舎」を創設され、総裁にご就任。全国でワークショップなどの活動を行われている。『赤と青のガウン オックスフォード留学記』『京都ものがたりの道』『日本美のこころ』などご著書多数。
※この事業は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受けて実施されます。
