「悩んでいる人、つらいことがある人に読んでほしい」と梶川嵩太さん...全国中学ビブリオバトル優勝
京都市の立命館大学衣笠キャンパスで3月9日に開かれた「第8回全国中学ビブリオバトル決勝大会」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)で、大阪府代表の大阪市立玉出中2年の梶川嵩太(しゅうた)さん(14)が優勝に当たるグランドチャンプ本に輝いた。「これからも、いい本をもっとたくさんの人に紹介したい」と力強く語った。
宮澤章二の詩集「行為の意味」とつとつと紹介、朗読もまじえ...大阪市立玉出中2年
梶川さんが紹介したのは、詩人・宮澤章二の詩集「行為の意味」だ。野球部で苦手なランニングに悩み、劣等感にさいなまれていたときに心に刺さった1冊という。
「悩んでいる人やつらいことがあるすべての人に読んでほしい」ととつとつと語り、「他の人より一歩後を歩くからといって 他の人より劣っているとは限らない」という詩を読み上げ、聴衆の心をつかんだ。
表彰式では、三笠宮家の彬子(あきこ)さまから「赤と青のガウン オックスフォード留学記」(PHP研究所)など3冊の著書がプレゼントされた。読売新聞大阪本社の田中誠之社長から、人気作家のサイン本も受け取った。

微笑まれる特別ゲストの彬子さま。右は、優勝した梶川さん
大阪勢「V2」
大阪府代表の優勝は2大会連続となった。前回大会は、関西創価中からの出場者が頂点に立った。
※この事業は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受けて実施されました。
