「麗澤・地域連携実習 2021」スタート

昨年度の様子

この記事は、教育ネットワーク参加団体「麗澤大学」からのお知らせです


~千葉県柏市と地元企業が直面している課題に共同で取り組む 対象は全学部の1年次生 PBL学習の第一歩~



 麗澤大学は、2021年度「麗澤・地域連携実習」をスタートしました。本実習は、4年間の大学生活の中で、自ら動き、課題解決に取り組んでいくPBL(課題発見解決型学習)の最初の一歩として行われる全学部の1年次生を対象とした授業です。2017年度より始めた取り組みで、柏商工会議所のご協力を得て、柏市役所や地元企業から実際に直面している課題を提供いただき、学生の視点から解決策を考え、提案します。


 昨年度、本実習に参加した学生からは「自分から何かしようという積極性を持てるようになった」、「コロナ禍というピンチの中、チームで協力して課題を達成できたことが自信になった」と成長を実感する声が寄せられました。また、昨年はオンラインでの実施でしたが、その制限された中でも、実際に学生が課題解決の為に考案したメニューを地元カフェで販売していただいたケースもありました。


 こうした取り組みに、今年度も多くの1年次生が興味を持ち、2021年度は対面とオンラインを併用して79名の学生が履修しています。今年度は柏市役所、柏レザー株式会社、イオンモール柏、グランパークホテル ザ・ルクソー南柏などから「地域の歴史を活かした柏の魅力発見プロジェクト」、「認知度向上の為の効果的な宣伝」などの10の課題をご提供いただきました。


 10月25日(月)~27日(水)の3日間で学生はグループワークの進め方や、柏市についての基礎的な学習やビジネスマナー研修を終えました。10月28日(木)から、いよいよ各グループに分かれヒアリング調査やグループワークを実施し課題解決に臨みます。本学の授業実施方針に伴い、11月2日(火)まではオンラインで実施しましたが、11月3日(水)以降は新型コロナウイルス感染症の状況を見て、オンラインだけではなく実際に市役所や企業に訪問予定です。また、本実習の集大成として、2022年2月3日(木)に行われる全体成果発表会では、課題をご提供いただいた柏市役所や企業に直接、解決策をご提案する予定です。


 本実習を統括する経済学部の籠 義樹(かご よしき)教授は「この実習の大きな特徴は行政や企業が現実として直面している問題の課題解決に学生が取り組み提案し、その評価を柏市・柏市内企業と大学が連携して行うことです。この実習での経験がその後の学生自らの発案によるPBLに繋げていくことを狙いとしています。」と述べています。



>>「麗澤・地域連携実習」の概要はこちら(麗澤大学ウェブサイト)

 

(2021年11月 2日 14:36)
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