授業で使えるニュース・リテラシー教材を開発中
小学校教諭を含む教育関係者も加わって教材を作成している「N2E開発委員会」(2月5日、読売新聞東京本社で)
読売新聞教育ネットワークは、「情報の真偽を見極める力」すなわち「ニュース・リテラシー」を子どもたちに身につけてもらうため、学校の授業で使える副教材の開発に取り組んでいます。デジタル化の進展でニュースは瞬時に世界を駆け巡るようになり、SNSを使ってニュースを発信する人たちも飛躍的に増えました。しかし、まるで本物かのように偽った「フェイクニュース」も巧妙さや精巧さを増しつつあります。悪意が込められたニュースは人を傷つけます。歪められたり、大げさだったりするニュースは社会を混乱させかねません。玉石混淆のニュースが飛び交う今は、情報の真偽を見極める力が問われる時代だと言えます。
だまされたり、被害にあったりしないようにするには、子どものうちからニュース・リテラシーをはぐくんでいく必要があります。米国ではニュース・リテラシー教育の重要性に注目が集まっています。読売新聞教育ネットワークは公式パートナーとして米国のNPO団体「ニュース・リテラシー・プロジェクト」と提携し、その先進的な取り組みを参考に副教材の開発を進めることにしました。現職の小学校教諭を含む教育関係者の協力も得ながら、具体化を進めています。
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「ニュース・リテラシー・プロジェクト」の取り組み
(1)ジャーナリズムを教室に
(2)IT技術がもたらしたもの
(5)「シェアする」の落とし穴
(2022年3月 4日 16:25)