情報との向き合い方を議論...「虚実のはざま」シンポジウム
読売新聞の長期連載「虚実のはざま」にちなんだシンポジウムでのパネル討論(11月12日、東京都で)
ネット空間にデマや陰謀論が広がる実態と背景に迫った読売新聞の長期連載にちなんだシンポジウム「『虚実のはざま』報道から考える~フェイクの氾濫に立ち向かうには~」が11月12日、東京都千代田区の日本プレスセンタービルで開かれました。
情報を流布する側と 翻弄(ほんろう)される側双方に取材を重ねてきた記者が現状報告。人々がデマや陰謀論を信じる背景に、社会への不満や不安、孤立などがあることを指摘し、ウソの発信で広告収入を得ているサイト運営者の事例などを紹介しました。
パネル討論は「新時代のリテラシーとは」「情報汚染を食い止めるには」の2部構成で実施。法政大教授の坂本旬氏、東京大特任准教授の内田麻理香氏、慶応大教授の山本龍彦氏、東京工業大准教授の西田亮介氏、総務省情報流通振興課長の田辺光男氏が、情報との向き合い方、ネット空間のあり方、メディアの果たす役割などを議論しました。
連載「虚実のはざま」は2021年1月に開始。連載や関連記事に加筆した単行本「情報パンデミック あなたを惑わすものの正体」が11月8日、中央公論新社から発売されています。
単行本の詳細は>>こちらから
(2022年11月15日 15:43)