体を動かして心もつながろう~「つづきチルコロフェスタ」
よし おにいさんと一緒に「つづきタイそう」を楽しみました
「輪」になってつながろう
みんなで体を動かしながら、多様性について理解を深めようというイベント「つづきチルコロフェスタ」が、6月19日、横浜市都筑区の都筑スポーツセンターで開かれました。
「障がいにとらわれることなく、子どもたちが自分らしく生きること」をサポートする活動を続けている同区のNPO法人「こども応援ネットワーク」の20周年を記念したイベントです。「チルコロ」は、イタリア語で「輪」や「つながり」を意味する言葉です。障がいのある子や外国籍の子どもも、そうでない子も、家族みんなで体を動かしてつながろう、という思いが込められています。
地域を愛し、みんなでふれあう
午前、午後の2部構成で、各40組の親子連れが参加。まず、NHKの「おかあさんといっしょ」で14年間、「よし おにいさん」として活躍した小林よしひささんが振付を考えた「つづきたいそう」で、小林さんと一緒に体を動かしました。続いて、4チームに分かれて直径45センチの巨大オセロをめくって点数を競う「めくり・めくられ競争」を体験した子どもたち。ジャグリングや、靴下を丸めて行う玉入れ「くつしたまいれ」など、それぞれのコーナーで思い思いの遊びを楽しみました。
大学生の頃から同法人の活動にボランティアとして関わっていたという小林さん。都筑の「つ」を右手でつくるポーズは、地域への愛を込めたそうです。「楽しいこと、遊びがあればみんなで繋がれる、ということを実感してもらえた。触れ合うことがタブーとされた時期が長く続いた分、これからは、私たち大人が子どもたちに触れ合える機会を作っていきたい」と話してくれました。イベントを企画した「こども応援ネットワーク」の佐藤洋子理事長は、「たくさんの人の協力で、みんなが繋がれる素晴らしいイベントにできた。これからも都筑の街をみんなで盛り上げていきたい」と力を込めました。