ペットボトルキャップをワクチンに(東京・江東区立第二辰巳小学校)
「SDGsマン」も登場
5、6年生23人でつくる「SDGs委員会」を中心に、ペットボトルキャップの回収を行いました。
SDGsを学ぶだけではなく、何かできることをやっていこう、と今年度から委員会活動として取り組むことに決めました。まずは学校全体への周知が必要でした。子供たちそれぞれに「できること」を理解してもらおうと、ゲーム形式の「SDGsビンゴ」を考えたり、低学年にも興味を持ってもらうために委員会メンバーが「SDGsマン」に扮(ふん)したりと、楽しく活動を続けてきました。
プログラミングで「考える力」活動深める
特に関心を持ったテーマは、プラスチックごみの問題です。「ペットボトルキャップなら気軽にリサイクルできそう」というアイデアが出ると、集めたキャップを途上国へのワクチンの寄付に役立ててくれるプロジェクトを子供たちが見つけてきてくれました。
自分たちで描いたポスターなども使って呼びかけ、1月17日から始まった回収活動。手作りのボックスに、2週間で約1万3000個のキャップが集まりました。キャップはリサイクル業者を通して売ることで、ポリオワクチンを届けることができます。1人分には800個以上が必要ですが、子供たちは、小さなキャップが集まれば大きな力になることを知りました。
本校では考える力を伸ばそうと、プログラミング教育にも力を入れています。今年度は企業の協力も得て、プログラミング検定の一斉受験も行いました。自分たちで課題を見つけ、考えながら、次はどんなことに取り組んでくれるか、楽しみです。(新貝朗校長先生)