「相手への尊重」留学生から学ぶ ~ 千葉県八千代市

 

中学校の代表が「リーダー研修」

 

 地域の活動をリードする中学生を育てようと、八千代市で12月20日、市内の中学校と義務教育学校後期課程の全11校から2人ずつ代表が集まり、リーダー研修が開かれました。

 

 「SDGs」をテーマに、8月に同市が全小中・義務教育学校の代表を集めた「子どもサミット」で、「外国の人の意見を聞きたい」という声が出たことから、県内の大学などに通う留学生を招きました。中学生たちは少人数に分かれ、留学生を囲んで互いの文化の違いについて意見を交わしました。

 

 

 日本で困ったことなどを聞いた中学生たちは、来年度の子どもサミットのテーマを「相手への尊重」に決定。オランダの留学生から話を聞いた女子生徒は、「男女の役割分担では、日本と同じような課題もあった。きょうの体験を生かして、差別し合わないようにしていきたい」と語りました。

  

 同市では読売新聞が作成する無料教材「読売SDGs新聞」が、全小中学校と義務教育学校の児童・生徒に配布されています。小林伸夫教育長は、子どもサミットの様子を紹介した最新号の「読売SDGs新聞」を紹介し、「答えが一つに定まらない問題の答えを出すリーダーになってほしい」と激励しました。

 

 


(2023年12月27日 16:15)
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