北九州市立大学で開いた「教養を磨く『新聞のちから』」講座では、新聞の読み方を学ぶだけでなく、受講生が身近なテーマを選んで模擬取材を行い、実際に記事にまとめ上げ、ポスターセッションで発表しました。
新聞を教材に、「考える力」を伸ばし、社会で通用する基礎的な力を身につけるのが目的で、同大基盤教育センターと協力してプログラムを作りました。高橋淳夫・西部本社広報宣伝部次長が講師を務め、1~3年生約50人が受講しました。
講座では、9班に分かれてテーマを決めて市役所などへの取材に挑戦。「地元に愛着を持てる街」をテーマにした班では、映画やドラマのロケ誘致に取り組む北九州フィルム・コミッションの事務局長にロケ誘致の戦略の説明を受け、最終講義で取材結果を新聞形式のポスターにまとめました。
また、希望する保育園に入れない「隠れ待機児童」問題を取材した班は、「受け皿の施設を増やすだけでなく、家庭ごとのニーズに合った対策が必要」と提言していました。
【実施期間】15回(2017年10月~2018年1月)/受講者約50人