第一生命、野村HDが出前授業 ~千葉私立中学進学フェア

第一生命の出前授業で、ライフサイクルゲームⅡを体験する親子

 千葉県内の私立中学校の魅力を紹介する「2015千葉私立中学進学フェア」(千葉県私立中学高等学校協会主催、読売新聞東京本社後援)が6月21日、千葉工業大学津田沼キャンパス(千葉県習志野市)で開かれた。受験を考える親子約2750人が集まり、各中学の個別相談会や説明会を回り、活発に質疑を交わした。

 特別プログラムとして、第一生命保険と野村ホールディングス(HD)は、それぞれ出前授業を開いた。

 

ボードゲームで人生設計学ぶ・・・第一生命 

 第一生命の講師は、DSR品質推進部の荒木善治部長と田中謙二次長。すごろく形式のボードゲーム「ライフサイクルゲームⅡ」を親子に説明し、実際に楽しんでもらいながら、人生の節目で思わぬ出費が必要になることなどを経験して、将来計画の必要性を学んでもらった。

 参加した小学5年の女子生徒は「楽しそうだから、やってみたい」と母親の手を引いて会場を訪れ、笑顔でゲームに挑んだ。母親は「人生ゲームのようで親しみやすかった。ゲームを通じて『クーリングオフ』について誤った知識を持っていたことに気がついたり、『消費生活センター』の存在に改めて気づかされたりと、ためになりました」と話していた。

 

円の価値の高低を擬似体験した野村HDの出前授業

為替をわかりやすく解説・・・野村HD

 一方、野村HDは、金融リテラシー推進課の酒井賢一・ヴァイス・プレジデントが講師を務めた。紙芝居風にカラフルなボードをめくりながら、世界各国の国旗や通貨を紹介した。

 酒井さんは「日本の通貨価値が高いか低いか、決まった数字があるわけではなく、その時の数字と比べてみて、円高円安と言います」と説明。自動車の輸出入を例に挙げ、為替のしくみをわかりやすく解説した。

 続いて、子どもたちに輸入業者役になってもらい、サイコロを振って出た目の合計で円高になったり、円安になったりするゲームを行った。円の価値の高低を疑似体験して、子どもたちは「失敗した」、「もっと安く買えたのに」などと悔しがっていた。

 

 このほか、森上教育研究所の森上展安所長が「大学入試どう変わる? 中学選びは、どれでどう変わる?」と題した講演を行った。市進学院による講演「学習効果の高め方」も開かれた。読売新聞社は、新聞を活用したワークシートを親子で解いてもらった。

 


この日行われた教育プログラム

>>第一生命保険「ライフサイクルゲームⅡ~生涯設計のススメ~」(中,高,大向き)

>>野村ホールディングス「体験型出張授業 まなぼう教室《為替》」(小5,6向き)

(2015年6月24日 16:25)
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