ボイラーの製造販売を手がける三浦工業(本社・愛媛県松山市)と、読売新聞社の共同プログラム「プラネタリウム環境教育」の出前授業が10月2日、千葉県の市原市立有秋(ゆうしゅう)東小学校で行われた。
体育館で行われた出前授業の前半には、4年生42人が参加。気象予報士の縣(あがた)梨花さんが「空を見るとわかること」をテーマに、雲と天気、地球温暖化などを解説した。「地球温暖化の原因である二酸化炭素を出さないために、省エネを心がけ、エネルギーの無駄遣いをやめよう」と呼びかけた。
また後半では、体育館に設置された移動式ドーム型テントで、プラネタリウムを鑑賞。生徒たちは星座や銀河系のきれいな映像に見入っていた。前半の授業を受けられなかった5・6年生や、特別支援学級の生徒79人に対しても、プラネタリウムの追加上映を行った。
授業後のアンケートでは、「星空を見て心がおどり出すくらい感動しました」(4年)、「今までも星が好きでしたが、もっと好きになりました。来年の調べ学習は、星に関することにします」(5年)、「今の行動で、未来をより良くすることも悪くすることもできると知った。これからは自分の行動に責任を持ちたいと思います」(6年)などの感想が寄せられた。
ドーム型テントには、星座などのプラネタリウム映像が次々に映し出された |
プロジェクトは、環境負荷低減に配慮した製品の開発に取り組んでいる三浦工業が、今年5月に設立60周年を迎えたのを記念する社会貢献事業の一つ。「そのひらめきに、愛はあるか」を合言葉に、環境問題を考えるきっかけを提供している。
三浦工業の教育プログラム