大学ビブリオ・オンライン大会 決勝進出者の話 

帝京大・薄さん

 大学ビブリオバトル・オンライン大会2020では、5人の大学生が決勝進出を果たしました。グランドチャンプ本『ハーモニー』(発表者 甲南女子大学堀内八衣乃さん)、準グランドチャンプ本『窓の魚』(発表者 県立広島大学堀尾珠里花さん)のほかの3人は以下の通りです。3人には活字文化推進会議から優秀賞の図書カードを贈呈しました。

 『塩の街』(有川浩著、角川文庫)を紹介した帝京大学文学部3年の薄健太さんは大学の「共読ライブラリープロジェクト」に学生サポーターとして参加しており、普段からお薦めの本を紹介しあったりしているそうです。「大会は、本当に楽しかったです。おすすめ本はどれも面白そうで、参加者全員ともっと語り合いたくなりました」と声を弾ませていました。

 『新解さんの謎』(赤瀬川原平著、文藝春秋)を紹介した皇学館大学文学部3年の市川桃子さんは、家族旅行で行った金沢21世紀美術館のミュージアムショップで同書に出会い、赤い装丁に一目ぼれしたとのとこです。「一年前は自分がビブリオ大会の決勝にいるなんて、想像もできませんでした。人と本について語り合うのは、本当に面白いですね」と振り返っていました。

 『生命式』(村田紗耶香著、河出書房新社)を紹介した大阪大学文学部4年 今坂朋彦さんは、大阪府堺市にある祖父母宅からオンラインに参加し、祖父母と両親と弟を前に発表。「貴重な体験でした。家族からは難しいことを言っていて、よく分からなかったけれど、読みたくなったと言ってもらえました」と、感想を語りました。

大阪大・今坂さん

(2020年12月23日 10:38)
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