全国高校ビブリオバトル代表、福井で決定
取り上げた本の魅力を語る加藤さん(福井市で)
高校生による書評合戦「ビブリオバトル」の福井県大会(県教育委員会主催、活字文化推進会議など共催、読売新聞社後援)が11月9日、福井市の県立図書館で開かれ、坂井高3年の加藤大睦さん(18)が優勝した。加藤さんは来年1月26日によみうり大手町ホール(東京都千代田区)で開かれる決勝大会に出場する。
加藤大睦さん、チャンプ本は「スタートライン 一歩踏み出せば奇跡は起こる」
福井県大会には13人が参加。5分の制限時間でお薦めの本の魅力を語った。
加藤さんは「スタートライン 一歩踏み出せば奇跡は起こる」(喜多川泰著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)を取り上げた。高校生の主人公に大きな影響を与える出会いを描いた物語の展開を説明。時折、「どうなるんだろうって思いませんでしたか」などと問いかけを織り交ぜるなどし、会場の聞き手の気持ちを引きつけた。
決勝大会に向けては、「自分の力を出し切れるように練習したい」と意気込んだ。
準優勝は、「掟上今日子の裏表紙」(西尾維新著、講談社)を取り上げた仁愛女子高2年の木村碧さん(16)だった。
(2024年11月29日 20:00)