全国高校ビブリオバトル代表、山形で決定
本の魅力を語る優勝した浅岡さん(16日、山形市七日町で)
高校生がお薦めの本の魅力を語り、聴衆が最も読みたくなった1冊を決める書評合戦「全国高等学校ビブリオバトル2024」の山形県大会(県教育委員会主催、活字文化推進会議、読売新聞社後援)が11月16日、山形市七日町の市中央公民館で開かれた。山形西高2年、浅岡亜美さん(17)が優勝し、来年1月26日によみうり大手町ホール(東京都千代田区)で開かれる決勝大会の出場権を得た。
浅岡亜美さん、「世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論」を語る
山形県大会には10校から17人が出場。1人5分の持ち時間で持ち寄った小説やビジネス書などの魅力を発表し、2分間の質疑応答を経て、聴衆が最も読みたくなった本を多数決で決めた。
決勝には4人が進み、約60人の聴衆が熱弁に耳を傾けた。
優勝した浅岡さんは、「世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論」(永崎裕麻著、いろは出版)で、ビブリオバトルに初挑戦。幸せとは何かを探し求めて葛藤していた時に出会ったと言い、「この本で紹介されている幸せになる瞬間は考えられないものばかりだが、実践してみて、私たちにとって幸せの教科書であると感じた。多くの人に読んでほしい」と喜びを語った。
(2024年11月29日 20:40)