全国高校ビブリオバトル代表、兵庫で決定
優勝した神戸国際高の畠山さん(神戸市東灘区で)
高校生がお薦めの本の魅力を語り、最も読みたい本を聴衆の投票で決める「全国高校ビブリオバトル」の兵庫県大会(県教育委員会など主催、活字文化推進会議など後援)が11月24日、神戸市東灘区の甲南大学岡本キャンパスであり、神戸国際高2年の畠山穂の香さん(17)が優勝した。来年1月26日によみうり大手町ホール(東京)で開かれる全国大会に兵庫県代表として出場する。
畠山穂の香さん、「小説の小説」を語る
34校の代表が参加。1人5分の発表と2分の質疑応答で本の面白さや感銘を受けた文章などについて語り、参加者や保護者ら161人の投票で争った。
畠山さんは、全文が文学作品からの引用のみで構成された短編などが掲載されている「小説の小説」(似鳥鶏著、KADOKAWA)を紹介。「ページをめくるたびに驚きやドキドキを体感でき、小説の概念を覆す」などと述べた。畠山さんは全国大会に向け、「本への愛情を伝えて、一人でも多くの人に買いたいと思ってもらいたい」と意気込んだ。
(2024年12月 4日 13:25)