全国高校ビブリオバトル代表、島根で決定
選んだ本の魅力を紹介する門脇さん(島根県浜田市で)
高校生がお薦めの本の魅力を語り、聴衆が読みたくなった本を投票で決める「全国高校ビブリオバトル」の島根県大会(実行委員会主催、読売新聞社など後援)が12月7日、浜田市の島根県立大浜田キャンパスで開かれた。小説「君の顔では泣けない」(君嶋彼方著、KADOKAWA)を紹介した、県立出雲農林高3年の門脇美玖さん(18)が優勝した。
門脇美玖さん、小説「君の顔では泣けない」を紹介
島根県内9校から代表各1人が出場し、本の見所を5分で紹介。質疑応答の後、来場者約70人で投票を行った。
門脇さんが紹介した本は、男子高生が同級の女子高生と入れ替わり、結婚や出産などの人生の転機を経験する姿を描いており、「逆境に負けない主人公の生き方に共感でき、勇気をもらえる」などと話した。
門脇さんは優勝が決まり、「全国大会でも自分の大好きな本の魅力を多くの人に伝えたい」と意気込んだ。来年1月26日、よみうり大手町ホール(東京)で開催される全国大会に県代表として出場する。
(2024年12月12日 17:25)