全国高校ビブリオバトル代表、大阪で決定
大阪府大会を連覇した坂中さん
中高生がお気に入りの本の魅力を紹介する書評合戦「第9回大阪府中高生ビブリオバトル大会」(府教育委員会主催、活字文化推進会議後援)の高校生大会が12月15日、大阪市住之江区の府咲洲(さきしま)庁舎で行われ、浪速高2年坂中愛子さん(17)が2年連続の優勝を果たした。
坂中愛子さん、ミステリー「5A73」を語る
大阪府大会には21人が出場し、5分間でお薦めする本のあらすじや著者について説明。来場者の「最も読みたくなった本」への投票で勝者を決めた。
予選を勝ち抜いた4人による決勝で、坂中さんはミステリー小説「5A73」(詠坂雄二著、光文社)を紹介。4件の不審死で、死者の体に残された、読み仮名がない漢字「暃」の謎を刑事たちが追うストーリーで「何とも言えない読後感を味わえる」とアピールした。
坂中さんは、来年1月26日によみうり大手町ホール(東京都千代田区)で開かれる決勝大会に出場する。「前回は緊張してしまった。今回は楽しんで好きな本を推し、他の参加者や新たな本との出会いを楽しみたい」と意気込みを語った。
(2024年12月25日 11:00)