ビブリオバトル愛知県大会...高校は市川結唯さん、中学は金森由樹さんＶ

優勝した金森さん（左）と市川さん（２６日、名古屋市中区で）

　中高生がお薦めの本を紹介し、書評を競い合う「ビブリオバトル愛知大会」（愛知県教育委員会、県子供読書活動推進協議会主催）の決勝が１０月２６日、名古屋市中区の県図書館で開催された。中学生大会は県立明和高付属中１年の金森由樹さん（１３）、高校生大会は県立瑞陵高２年の市川結唯さん（１７）が優勝した。

　

中学のチャンプ本は「二人一組になってください」　

　７分の持ち時間で、金森さんは小説「二人一組になってください」（木爾チレン著、双葉社）を取り上げ、「真の友情、無自覚な悪意に気づかされる」と紹介。市川さんは小説「一次元の挿し木」（松下龍之介著、宝島社）を選び、「テンポ良く、読む人をぐいぐい引き込む」と魅力を語った。

　

高校のチャンプ本は「一次元の挿し木」

　決勝には、予選を勝ち抜いた中学生３人、高校生５人が出場。小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の著者汐見夏衛さんが、作家になった経緯などを語る講演もあった。

　

　金森さんは来春開かれる「第９回全国中学ビブリオバトル」に、市川さんは来年２月８日に東京都港区のＴＡＫＡＮＡＷＡ　ＧＡＴＥＷＡＹ　ＣＩＴＹで開催される「第１２回全国高校ビブリオバトル」（ＪＲ東日本特別協力）に出場する。