全国高校ビブリオバトル、鹿児島大会は楠田真由さんV
高校生がおすすめの一冊を発表し、書評で競い合う「鹿児島県高校生ビブリオバトル大会」(鹿児島県教育委員会主催、活字文化推進会議など後援)が8月23日、鹿児島市のカクイックス交流センターで開かれ、鹿児島県立霧島高1年の楠田真由さん(15)が優勝した。楠田さんは来年2月に東京都港区の高輪ゲートウェイシティで開かれる「全国高校ビブリオバトル」(活字文化推進会議主催、JR東日本特別協力)に県代表として出場する。
短編集「月まで三キロ」(伊与原新著)を紹介
大会には31人が出場し、6ブロックに分かれて行われた予選会を突破した6人が決勝に進んだ。発表者たちが5分間の持ち時間内に本を紹介し、発表を聞いた観客らが一番読みたいと思った本にそれぞれ投票した。
楠田さんは、人間ドラマが描かれた短編集「月まで三キロ」(伊与原新著、新潮社)を紹介。冒頭で「月が1年に約3.8センチずつ地球から離れていることをご存じでしょうか」と人間ドラマに科学的な要素をちりばめる伊与原氏の作風に触れて聴衆を引きつけると、「言葉で説明するのが難しい人間関係を月に例えて表現している。人生に行き詰まっている人や、人との距離感に悩んでいる人に読んでほしい」などとアピールした。
楠田さんは全国大会に向けて「作品が好きな気持ちを前面に出していく」と意気込んだ。



