静岡のチャンプ本は「推し、燃ゆ」、沼津の鈴木さんが全国へ

 全国高校ビブリオバトル静岡県大会(県教育委員会主催、活字文化推進会議後援)が、静岡市駿河区の常葉大静岡草薙キャンパスで開かれ、沼津市立沼津高1年の鈴木遥仁さんが優勝し、全国大会への切符をつかみました。
 

 県大会には35人がエントリーし、予選を勝ち抜いた8人が1人5分で本を紹介した後、聴衆から作品に関する質問を受けました。鈴木さんの紹介本は、沼津市出身の宇佐見りんさんが芥川賞を受賞した小説「推し、燃ゆ」(河出書房新社)。応援するアイドルやキャラクターを指す「推し」を主人公が「背骨」と例えた点に共感し、鈴木さん自身も「推し」が欠かせず、人生を豊かにすると実体験を交えて訴えました。

(2022年10月11日 14:18)
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