香川代表は香川誠陵・山口さん、紹介本は「万能鑑定士Qの事件簿2」
香川県で「第7回高校生書評合戦(ビブリオバトル)」(県教委など主催)が9月17日、高松市郷東町の県教育センターで開かれ、香川誠陵2年山口さくらさん=写真=が優勝しました。5人がそれぞれ5分間の持ち時間で本の魅力をスピーチし、約30人の聴衆が一番読みたくなった本に投票。山口さんが紹介した小説「万能鑑定士Qの事件簿2」(角川文庫)が最多得票で「チャンプ本」に選ばれました。「万能鑑定士――」は、作家・松岡圭祐さんの人気ミステリーシリーズの一冊で、あらゆるものを鑑定する女性鑑定家の主人公が、精巧に作られた偽札の鑑定に挑む物語。
山口さんは、「水商売」を「ミネラルウォーターの販売」と勘違いするような主人公が、鑑定の場面では天才的な才能を発揮するギャップの魅力を説明。「偽札という壮大な事件が、一人の女性によって解決される」と表情豊かに面白さを語りました。
決勝大会に向けて山口さんは「決勝大会ではもっと多くの人に、私が本を読んで好きになった部分を伝えたい」と話しています。
(2022年9月24日 14:22)